アメリカ紀行(ニューオリンズ編①)
こんにちは。札幌でギターを弾いております、淺野卓人です。
私は2019年の3月、ふとしたきっかけで、ニューオリンズ大学に語学留学することになりました。
その後、10月までの期間、メンフィス、シカゴ、ウィスコンシン、シンシナティと渡り歩き、各地の音楽を聴いたり、演奏活動も行ってきました。
約半年間のアメリカ留学ではありましたが、5つの町に滞在し、現地の方々に助けていただいたおかげでとても多くの経験をさせていただきました。この経験はどこかに残しておきたいということで、noteにてまとめさせていただきたいと思います。拙い文章ではありますが、お気楽に読んでいただけたらと思います。よろしくお願いします!
今後の記事の予定↓↓
ニューオリンズ編
番外編:語学留学にについて
シカゴ編
シンシナティ編
メンフィス編
ニューオリンズ編①念願のアメリカ留学!(序章~到着)
「留学に行きたい!」
そう思って早3年。何も踏み出せずに、大学4年生を迎えようとしていたところ、とあるニュースが飛び込んできました。
それは、母がたまたまフォローしていたレジェンドブルースピアニスト、Pinetop perkinsのフェイスブックページに投稿された、
「Pinetop Perkins Foundation Workshopの生徒募集!」
高校生でギターを始めてからずっとアメリカ音楽、ブルース音楽を演奏してきた私。ブルースの聖地メンフィスで、しかも超豪華な(昔からファンだった)ミュージシャンに教えてもらえるとあって、もう「これは行くしかない!!」と思いました。
すぐに行く意思を伝えると、大学に入る前から留学に行きたいと言っていたこともあり、両親は納得してくれました。
しかし、翌日アクセスしてみるとギタークラスは満員。「ブルースやる若者なんてそんないないだろ~」とたかをくくっていたら、まさかの人気っぷりで1日で埋まってしまったそうです。(笑)(がーん)
それでも絶対これは行きたい!ということでディレクターの方とギター講師のBobに、今までの活動、演奏などを(拙い英語で)なんとかまとめた自己PRメールを送ったところ、なんと粋な計らいでインターナショナル枠でそのワークショップに参加させてもらえることになりました!
念願のアメリカ行き(ワークショップ参加)が決定しました。
しかし、英会話どころか、英語がめちゃめちゃ苦手な私。「全く英語がわからない状態でいきなりワークショップなんて受けても何も分からないんじゃないか。」そういった不安がよぎります。そこでやはり英語は学びたいと。そこで目を付けたのが同じ南部に位置する「ニューオリンズ」でした。
当時はアメリカの地理のことがよく分かっておらず、「同じ南部だし、ニューオリンズ近いじゃん!」という理由で、(そこまで近くはないのですが笑)ワークショップの前に、ニューオリンズ大学(ルイジアナ州立大学)に留学することに決めました。
学校のスタートは3月だったのですが、4月にはFrench Quarter Festival、5月には世界最大級のジャズフェス、New Orleans Jazz & Heritage Festivalが開催されたりと、楽しみなイベントがちょうど集まっている時期でした。
さらに、Pinetop Perkins Foundation Workshopに(先生として)同じく参加予定だった若きブルースピアニストBen LevinとSNSで繋がり、彼のシンシナティの家にお邪魔することになったり、
両親の20年来の知り合いの家(ウィスコンシン)にもお邪魔出来ることになったり、その隣町のシカゴにも行けることになったり、トントンと話が進んでいきました。
そして、入国準備!
行くことは宣言したものの、大学のプログラムなどを一切通してないので、「何をするべきか?」全く分からず(笑)
しかし、1月に行くのを決めて出発がもう3月。もう時間がありません。笑(普通は半年以上前から準備するらしいです)
一応留学の流れをネットで調べて、ディレクターに直接メールしてやりとり。電話をするも早すぎて何を言っているか全然分からず。書類にミスなどあったもののなんとか辞書を使いながら対応して、
パスポート申請、大使館でのビザ申請の面接、ビザの到着全てギリギリのスケジュールでなんとかやり終えました!前日も終電までサークルのお別れ会に参加して翌朝空港へ。(皆さんは留学するときは余裕をもって準備してくださいね笑)
そして、いざ、夢の地ニューオリンズへ!!!
まずは成田〜乗り継ぎ先のダラスへ。
ひとまず13時間の旅(眠れなかったので長かった笑)を経て、乗り継ぎのダラスに到着。税関、入国拒否されたらどうしよう.....と思って沢山英会話の練習をしていましたが、一瞬で「はい、いいよ」って言われて終わりました。笑学生ビザを持っているとすぐ入れてくれるようです。ちょっと肩透かしを食らった気分。笑
そしてダラス経由でニューオリンズに無事到着〜🛫
よし、これから大学に向かうぞということでシャトルバスの乗車券売り場に行きました。自分の番になると、最初に何か話しかけられました。(何も分からないのでおどおどする)とりあえずいくらか聞きたかったので「How much is it?」と聞きました。すると全く返事がありません。もう一回言っても返事がありません。なんと「How much is it?」が伝わらなかったのです。それなりに大学受験まで6年以上英語を勉強していた自分は衝撃でした....笑発音ってめちゃくちゃ大事なんだと気づかされました....笑
後から考えると最初の挨拶のところで分からないながらも、おどおどせずに何か返していれば良かったかなと思います。(挨拶を無視した形になってしまって、会話を続けられる雰囲気じゃなくなっていました。)行き先のルートが書いてある紙を持っていたのでそれを見せてなんとか乗車。笑
バスに乗るとさすがは観光地ニューオリンズ。運転手さんが軽快な喋りでニューオリンズの街並みを紹介しながらそれぞれの目的地まで連れて行ってくれます。バス全体が笑いに包まれ、良い雰囲気。
そして、下車。やっとUniversity of New Orleansに到着しました!
これから泊まらせてもらう学生寮です。学生が中心になって管理しています。1階の共用スペースにはビリヤード場などアミューズメントも完備。
学生寮の中はこんなかんじ。
アメリカの大学の良いところは普通科の大学にも音楽学科があるところ。ニューオリンズ大学(普通科)にもジャズ科、ポピュラー科などがあります。(羨ましい!)この日の夜には大学に隣接しているジャズバーで演奏が行われていたので見に行きました。毎週水曜日にプロが一人来て学生達をバックバンドに演奏を繰り広げるこの企画。レベルが高い....!!!
いやー、良いライブだった。さて、明日から語学学校開始!
ここから本当に、本当に色々なことが起こりました。その模様は少し長くなるので次回以降にて。
ニューオリンズ編①読んでいただきありがとうございました!これからの記事をもし宜しければよろしくお願いします!
浅野卓人
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?