人生のための読書「ライフシフト」

はじめに

こんにちわ、なかなです。

今回はデータサイエンスには全く関係のない本です。
ライフシフト、本屋などのバカ売れしてたので見たことある人も多いのではないでしょうか。

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この本は特に大企業で働いているけどなんとなくぼんやりとした不安を持っている人にはオススメしたいです。また大企業で働く予定の学生の方にもオススメです。

とにかくこういう本を読んで思うのは若いうちは選択肢が多いが、 年を経るにつれ変化できる幅が狭くなっていくということ。

そして現代では若いうちの努力の重要性がどんどん増しているということ。

なんとなくで20代を生きてしまった自分ですが、これからもうちょっと行動力上げていかないとやばいなぁ、と思っている次第です。

こんな本

この本では人生が長寿化していくということを前提に、どのようなライフスタイルの変化が起きていくかということを語っています。

特に大きな変化は、どのように働いていくか、という点です。この本で語られているのは、これまでのような一生懸命働いて65歳から老後の人生をクラスといったモデルはもう崩壊するとしています。

「え...それじゃあ私達の人生どうなるの...??」

と思う方もいるでしょう。 とにかく必要なのは、自己投資と本では言われています。自己投資して、スキルを高めて、人脈もしっかり作って、今の企業以外での働き方も常に模索していく。そんな生き方がこれからは必要になっていくとしています。

個人的には長寿社会で最も重要となっていくのは体と心の健康だと思っています。体と心の健康を得るために必要なのは、健康に対する知識と日々の良い習慣。

ただし心の健康を得るためにかなり重要なのはお金。 お金をしっかり得るためには仕事に対する不安を減らさないといけません。 そう考えていくと結局仕事をしてもめちゃくちゃ比重が大きいくらい重要になってくるんですよね。

本の中にはどのような方針で自己投資をしていくべきなのかについても細かく書かれているのでぜひ参考にしてください。

100年ライフという長い生涯

人生がマルチステージ化していくと、自分を変身させていことが重要になっていきます。例えば古い友人を捨てて新しい人脈を手に入れていく仕事の手に入れていくなど。

そのために重要になってくるのか自己投資。スキルや相手に来ていいの獲得新しい思考法の獲得などにどんどん投資していく。

このように投資を重ねていくことによって人生の選択肢が増える。 マルチステージかしていく人生において選択肢が増えることの重要性は特に大きいです。

現在は子どもの死亡率や中高年を悩ます病気を克服することではなく、 高齢者の健康を改善することを目指した研究が多く行われている。そのため、 ただ単に寿命が延びるだけでなく健康な期間が伸びるであろうことが予想される。

これらの事が示すように今後長寿化が進んでいくことが予想される未来。そのような未来の中で私たちがどのような人生を構築していくかがこの本のテーマです。

過去の資金計画の崩壊

この章ではジャック70歳、ジミー50歳、ジェーン20歳という3人の年齢の違う人のロールモデルを紹介しています。

ここでは一番自分に年齢の近い前の場合のロールモデルを簡単に紹介します。 65歳で仕事を引退したとすると毎年所得の25%を貯金していないと老後のお金が足りないという計算です。

25%はかなり衝撃的な数字。だって手取り300万円だとしたら、そのうち75万は全部貯金しないといけない。しかもそんだけ貯金してようやくギリギリ足りるって事ですよね。

しかもこの25%っていうのは自分の老後資産のためだけの話。 だから子供の教育費やローン返済などは含まれていない数字なんですよね。

いやそれって本当に思った以上にキツイ。

じゃ一般的な貯蓄率と言われている給料の10%を貯蓄した場合何年働けばいいのかおっさんするとなんと80歳まで働く必要がある。

いやそれって、本当にきつすぎるよね。何が本当にキツイかって言うと20代なので手に入れた知識を80歳まで本当に行かせるかっていう話。

今五十歳の人たちは七十歳過ぎまで働けば行けるのでギリギリ行けるかもしれない。

ただ今の世の中の流れで20代に勉強したことが、80歳まで活かせるかというと、そんなことはまあほぼほぼあり得ないですよね。

そこでこの本で提案されているのがマルチステージ化されるライフ。教育を受けて40年間働いてあとは老後の人生という3ステージの人生とはもうおさらば。

勤労の途中でも教育の期間などを挟んで、より多くのステージを経験していることが、これからの長寿の社会の恩恵を受けるための必要条件。

未来における雇用と資産

これからは産業の変化も激しくなっていく。 そうなっていくと一つの企業に勤めていくというモデルも当然のことながらありえない。大企業が消えないにしても大企業の周囲に多くの中小企業が集まるような形態が増えていくと考えられる。

そういった時にそのひとつの中小企業、大企業含めた集まりの中で働く機会が増えていく。そうなっていくと情熱を捧げるような仕事につける機会が増えよりワークライフの統合がすすんでいく。

これは結構嬉しいことかもしれません。今はこのワークライフインテグレーションっていうのは色んなとこで提案されていますよ。 落合陽一さんの本とかで。
会社で我慢して働くっていうような 価値観はこれからどんどん廃れていくんでしょうね。

あとコンピューターの発展に伴い、人間にしかできないことがやっぱり注目を浴びていきますよね。その重要な能力として対人関係と状況適用能力を上げてます。まあ例えばセラピストやカウンセラーなんかはやっぱり人間じゃないとできないですよね。 あとはコンシェルジュとか。

もしくはもう一つの手段としてテクノロジーによって生まれた新しい仕事に就くこと。

自分なんかはこの AI を使う仕事に就きたくて、データサイエンティストに転職したってわけです。逆に保守運用の仕事は AI の得意分野だからどんどん需要が減っていくんじゃないでしょうかね。

仕事が変われば当然資産に対する考え方も変わっていく。価値のある有形資産だけでなく無形資産もどんどん大きな意味を持ってくる。例えば健康、スキル、人脈とかですね。

そして重要なのは無形資産っていうのは取り替えが効かないこと。 当たり前ですよね今までの友達を打って新しい友達を買うなんてことはできないわけです。

どのような無形資産に自分が力を入れていくのかっていうのはかなり慎重になる必要があるんですね。

まあ何が一番大事なのは当然健康ですよね。健康に関する情報はどんどんどんどん集めてきて実践していったほうがこれからの人生はとにかく得だと思っています。

また面白い考え方が変身資産。これまでの人生のステージを変える際に必要な人的ネットワークや施工方法などを示しています。

例えば経営者の友達がいるとか、もっと簡単に言うと転職した友達の話はいつでも聞ける状態にあるとかそういったことが大事なんですね。

未来におけるシナリオ

ここではジェーンの人生のシナリオの紹介がありました。これまでの価値観から見ると波乱万丈のような人生が紹介されています。

若いうちはとにかく自分探しそして起業そしてそれまでに活かした人脈を使ってまた再び就職そして勉強...。 何人分の人生を一体生きてるんだっていう話です。

こういう生き方も徐々に一般的になっていくんですかね。このようなマルチステージの人生のメリットはどこにあるんでしょうか。

働ける期間が長くなる可能性が高くなるところですね。 有形資産と無形資産の両方が3ステージの人生と比べて高く保つことができます。

さらに大きいのは人生の選択肢が増えることですよね。 世の中の変化に逆らわないでその時々に最適な選択を選ぶ人生。 確かにそういう人生はかなり憧れますね。

恐ろしいのは 完全に時代遅れになってからいきなりマルチステージの人生に切り替えるっていうのは難しいこと。やっぱり若いうちから将来の夜中の変化を考えて備えておくことの重要性が分かります。

しかしここで悲しいお知らせです。このようなマルチステージの人生で生きるうえで一番重要なことは自己投資です。 週末や休暇などの一部は自己投資に当てなくてはいけません。こうして行かなくては、ある程度のスキルを保つことは難しくなっていくでしょう。つらい。

こうやってnoteを書いているのも、自己投資の一環だと思ってこつこつやっています。

未来におけるお金・時間

これからは不安定性が増していく時代ですね。そうなっていくとやっぱり不安なのはお金。

お金に関してどのように考えていくべきなのでしょうか。 この本でも重要視されているのは金融知識に対する確かな知識を元にした投資による資産形成です。

最近はどこでも投資投資そんな感じですね。 実際重要だって自分もめちゃくちゃ思います。

それでは時間はどうなんでしょうか。 現代では昔と比べて余暇の時間は何と増えているらしいです。 しかしそれと同時に時間がないと嘆く人も増えている。

一見矛盾していますがこの理由はレジャー活動の増加が様です。

確かに昔と比べて私生活でやらなければいけないことってな増えてきてる気がしますよね。

さらによく考えなければ行けないのが、時間の集中投資による新たなスキルのひとつです。そういったものを得るためには下がってから手の長いバケーションが必要になってきますね。

このような柔軟な休暇の取り方も企業に問われるところだと思います。

終わりに

世の中変わってきているのは薄々とみんな感じてると思いますが、 自分の人生が具体的にどのように変わっていくかまでここまで具体的に書かれている本はあまりないんじゃないでしょうか。

自分の未来を創造するのは怖いもの。 老けた自分なんて誰だって想像したくないですよね。

でもそういった未来をいかに想像して今行動していくかがいかに大事なのかを語ってくれた本です。

とりあえず始められることとして、とにかく健康意識することとか転職エージェントに登録してみるとかそんなところぐらいでいいんじゃないでしょうかね。

あと何気に自分が重要だと思うことは、 自分の幸福レベルを下げておけばだいたい何が起きても幸福だと感じられるはず。変な見栄やプライドなんかは捨てておくのがこれからの時代はいいかもしれません。

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