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移住先を決める3つの基準

こんにちは、小松崎です。
関東から島根県の石見銀山に引っ越して来て、
早くも1ヵ月が経ちました。

いわゆるIターンで移住した、という枠に我が家も入るとは…!
今回お話ししたいのは「移住の決め手」です。

「移住の決め手はなんですか?」
「こんなところにどうしてきたの?」と、
興味を持っていただくことが増えています。

振り返ると、移住の決め手…
つまり移住先を決める基準は3つありました。

移住先を選ぶ3つの基準

1.家族が幸せに暮らせるか

1つ目が、家族が幸せに暮らせるか。
僕には家族がいるので、
行動の結果に対する責任を引き受ける立場です。

引っ越しとは大きな環境の変化ですから、
引っ越すならば環境を変えた結果が
家族みんな(二人)にとって善い環境であり、
善い状況になることは大切だと考えています。
妻のキャリアや子育てなど、将来的なことを視野に入れて判断しました。

2.呼ばれているか

2つ目の基準は、呼ばれているか。つまりご縁ですね。
歓迎してくれている人がいる、
自分はまだまだ未熟だと思える先達がいる、
力になりたいと思える人たちがいる。
石見銀山には、そんなご縁があるように思っています。

「生きとし生けるものが全て幸福になる縁を結ぶ」

日本人ならば誰もが知っているであろう出雲大社は、
「縁」というものをこのように定義しています。

僕たちはあらゆる人や物や動植物といった
周りの環境に生かされているので、
ご縁を大切にしたいと考えています。

3.身の丈に合う家と巡り会えるか

そして3つ目の基準は、
これも言ってしまえばご縁の1つではあるのですが、
身の丈に合う家と巡り会えるかどうかです。

引っ越し先を探していてもっとも苦労したのは家探しです。
どんなに魅力的な土地でも、
身の丈に合う家が見つからなければ、
そこに住むことはできないですよね。

僕たちは日本の残していくべき家に
住み継いで暮らしたいと考え、賃貸できる古い民家を探してきたのですが、
条件に合う家がなかなか見つかりませんでした。

今回は仕事を通じて知り合った人から
石見銀山の空き家を教えていただくことができました。
これはまさにご縁による授かりものだと思っています。

移住のステップ

実際に移住するまでに3つのステップを踏んできたので、
ここに書き残しておこうと思います。

1、移住先を探していると公言する

これはご縁があるかもしれない土地や人が声をかけてくれるかもしれないため。

2、実際に足を運び、滞在する

我が家の場合、妻が都会育ち。虫が大の苦手。
虫だらけの環境で本当に暮らしていけるのか、
想像するだけではわからないことがたくさんありますよね。
そこで移住候補地に2ー3週間ほど滞在させていただきました。

※振り返って失敗したなと思うのは、
お試しの滞在先で、現地の人との交流が少ない滞在です。
僕たちが移住先を探した時期はコロナ真っ只中で、
人と積極的に接触するのは難しい時期ではありましたが、
現地で暮らしている人の暮らしぶりがわからないと、
そこで楽しく暮らしていくイメージを描くのはむずかしかったです。

市役所に問い合わせれば
移住お試し施設に良心的な価格で滞在をさせていただけるのですが、
あとは自由に過ごしてくださいと放り出されてしまうことが多いので、
実りある滞在にするためには、
自ら積極的にその土地で暮らす人たちに会いに行くことをお勧めします。

3、家族と話し合い、移住の基準を明確にし、決定する


補足:ここに書かなかった前段階として、そもそも移住することを決める、というステップを加えてもいいかもしれません。我が家の場合、帰国後はドイツで体感したような自然の近くで暮らしていこうという価値観が夫婦の間で明確にありました。

終わりに

最後まで長々とお付き合いいただきありがとうございました。
僕たちは移住先の島根県石見銀山という土地で、
今度はご縁を育てていくステップです。

読んでくださったあなたが、良いご縁に結ばれますように。


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