背負う前より軽くなる
妻が里帰り出産•育児を終え、ついに一緒に暮らし始める日が近くなってきた。赤ん坊のいる生活は未だに想像し難い。北海道からやってくる妻子が大阪のこの酷暑に耐えれるのだろうかという不安もあるし、僕は僕で生活の知恵を編み出さないとダウンしてしまうのではと恐れ慄いている。
生まれた時に抱っこをしてみて思ったのは、赤ちゃんはとても暖かいということ。冬場はいいが、夏場に彼を抱えて移動と考えるとそれだけで汗が出る。汗だくのやつに抱っこされると息子も不快だろうし可哀想だ。移動問題は割と深刻かもしれない。
僕の移動といえば特に意味もなくiPadとMacBookを持ち運び、どこへでも行っていた。しかしこの4月より手ぶらで通勤を始めた。ポケットに入れるのはスマホと鍵だけ。仕事の資料は電子化し、紙があっても社外からは出さない。財布も持ち運ばない。そして気づいた。身軽さこそ正義である。外を歩くだけでなぜかイライラしていたあの原因は、圧倒的な重さにあったのだ。
生き方にこだわりがあるとすれば、それはもうどれだけ身軽で移動できるかという至上命題だけである。
まずiPhoneはSE3を使っている。Apple社は会社の規模も、デバイスも大きくなり過ぎてしまった。iPhone7くらいのあのサイズ感がちょうど良かったのに、と思っていたので秋葉原の中古店で購入。サイズ感はやはり良い。幅を取らず主張もしないSEは良き相棒感がある。しかしスペックは割と雑魚の部類なので、今後はどうしようかと考えているのはここだけの話だ。
読書はiPadのKindleアプリを使っていたが、やはり重い。電車で読むにしても大きすぎる。あれで読書をしながら京阪の通勤ラッシュには耐えられない。目的地の淀屋橋に着く頃には疲れ果てて仕事どころではなくなるだろう。そこで先日のAmazonプライムセールで買ったのが、Kindle Paperwhiteだ。これは本当に良い。ストレスはフリーと言ってもいいだろう。まず空気くらい軽いので、カバンの中に忍ばしていてもつい忘れてしまう。日光や強い光にも影響されないのでどこで読んでも目に優しい。満員電車でも余裕だ。最近はよしながふみさんの「仕事でも、仕事じゃなくても」を読んでいる。
執筆はキングジムのポメラを使っている。7年かけてやっと気づけたのだが、MacBookって重い。持ち運ぶもんじゃねえぞあれは。うちのMacBook Airはほぼデスクトップと化しているので、モニターを買ってデュアルディスプレイで使おうかと検討中だ。
外用の執筆デバイスとしてAppleのMagic KeyboardとiPadの合わせ技で戦おうとしたが前述したようにiPadは重いので、ポメラに終着した。ポメラはネットに繋がらず、まさに「書くこと」に特化された製品なので作業が非常に捗る。
これらを運ぶリュックだが、無印の「肩の負担を軽くする 撥水リュックサック」を使っている。これは重さを感じにくくなるように設計されているらしく、友人の野田せいぞに勧められて買った。これが本当に軽くなるから驚きだ。そんなリュックあるわけ、、、ほんまや!である。これは信じてもらえないかもしれないが、背負う前よりも背負った後の方が身体が軽い。
逆にみなさんの通勤バックはパンパンですが、何をお入れになっているのでしょうか?会社に置いておけないものなのでしょうか。非常に気になります。