2018年のアインシュタイン稲田さん

2018年の1年間だけでアインシュタインの稲田さんに3回遭遇した。しかもロケの最中とかでなく、3回ともプライベート稲田だったから結構レアケースだ。

1回目はNGKの近くにある「太麺マッチョ(現在は閉店)」に行く道すがら、稲田さんが劇場の警備員さんに挨拶しているところを見た。印象的なお顔立ちをしているのですぐに分かった。芸人さんのプライベートはよく知らないが、あれだけ丁寧に挨拶する人って珍しいのではないか。

2回目は新大阪駅構内だった。当時僕は転職活動に勤しんでおり、アポの時間に遅れそうになって急いでいた。小走りで駅の出口を探す僕。土地柄か、すれ違う人はやはりスーツを着た人が多い。サラリーマンサラリーマンサラリーマン春休みを謳歌する学生OLご老人サラリーマンサラリーマンアインシュタイン稲田サラリーマンサラリーマン。あ！さっきのアインシュタインの稲田や、とは思ったが急いでいないたのでそれどころではなかった。

3回目。友達に誘われて行ったスイッチバーで、僕は疲労困憊になりトイレで休憩をしていた。なにやら男子便所の中で小さな人だかりができている。やはりそれはアインシュタイン稲田さんだった。1回目から3回目まで、わずか数ヶ月間のできごとである。こうも行動パターンが一緒になるとは。一回くらい相方の河井ゆずるさんに会ってもいい気がするが、なぜ稲田さんばかりなのだろう。

稲田さんはスイッチバーで、女性ではなく男性ばかりに囲まれていた。そこでもやはり腰は低かった。僕もミーハーなので軽く声をかけたら気さくに対応してくださった。

その後のアインシュタインのブレークは言うまでもない。お二人とも才能に溢れた最高のコンビだと思う。稲田さんのキャラは去ることながら、ゆずるさんのキレのあるツッコミとビンボーエピソードも強い。ゆずる一家がビルの屋上の納屋みたいなところに住んでいた頃、風呂は別のプレハブにあったので裸で建物間を移動していたらしい。冬は寒くて心臓がびっくりするので事前に心臓を2回叩いてから、風呂場へダッシュしていたというエピソードが好きだ。子育てに不安になるたびにその話を思い出している。

アメトーークで「稲ちゃん大好き芸人」またやってくれへんかな。