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のんびりがんばる
「バンドマンって才能と努力どっちが大事?」みたいなことを聞かれた。
分からない。昔からある使い古された慣用句だけれど、そもそも才能と一口にいっても多すぎる。
身長が高いこと、声が高いこと、リズム感がいいこと、家が金持ちで練習する環境があること、同じ幼稚園に藤原基央が通っていること。
これらは全部、才能っちゃ才能だし、運だし、自らの裁量でコントロールできない部分ともいえる。
表現の世界では、自分の才能を活かすことが大事だし、足りないものを数えるよりかは、持っているもので登っていくほうが健全だ。
しかし「才能論」を説くひとにありがちなのが、向き不向きのジャッジが早すぎることだ。
才能なんてものは、ある程度の時間を費やさないと、良し悪しの判断がつかない。リトマス試験紙も0.1秒だと判断つかないし、藤原基央と同じ幼稚園に通っていても、5歳のときにその能力をジャッジすることなんて不可能だ。
一般的な話に転用して考えると、「どんな仕事も最初からできるひとはいない」というシンプルな考えに至る。どんな天才でも、出だしから10年選手のようなパフォーマンスは出せない。
「できない」と思いながら試行錯誤する時間、期間が必要なのだ。これはその時間を使ったひとと、使う前のひととで認識に差がある。
時間をかけず、つまりテストせずに物事をジャッジすると確率が低くなるのだ。「やったけど、なんか向いてなさそう!」みたいにちょろっと触って諦めていくと、勘で生きていくので、バクチのような人生になる。
この時間、期間が想定されていないひとがたまにいる。
「いきなりできると思った。できなかった。向いていない。じゃああきらめます」みたいなロジックだ。
変な話、一年ぐらい続けれいれば勝手にできるようになる。わりと世間一般の仕事はどんなことでも通用するんじゃなかろうか。
天才的能力を発揮できているかはおいといて、ベーシックな力がつくので、それなりにやれるようにはなる。この「それなりの基礎能力」が備われば、もともとの自分の才能をようやく活かせるようになる。
新卒のひとが5月になると大量に辞めるらしい。
ブラックな会社とかはもちろん辞めたほうがいいけれど「できない」とか「向いていない」という理由ならばもったいない。
「どうせできるようになる」ぐらいで考えて一年ぐらい様子を見て、できてから考えても、バチは当たらない。のんびりいこうよ人生は。と野比も言っている。
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