153.イベンターの嘆き

Q.バンドやってます それなりにはやってきたつもりですが、35歳で就職してバンドは趣味にシフトしました もうそこから7-8年経ちます

ただ、お世話になったライブハウスだったりまだやってる仲間達がいるので年に数回はそれなりに人の集まる企画をやってます

今は趣味ではありますがイベントではオーガナイザーをやってて、バンドではバンマスのポジションだったっていうのもあり、新しい人の繋がりは今でもどんどん増えていきます

元々、礼儀や義理わすごく大切にするっていう性格でもあるんですが 年齢もいい年齢で、

今ライブハウスで新しく知り合う若者の無礼さに目を瞑ることができずにいまだに年甲斐もなくケンカになってしまいます

「必ず敬語を使え挨拶はしろ」
「人を介している時は順番は守れ」 等々

口うるさくなってしまいます

もちろん理解者もいて全部が全部というわけではないですが

やはりSNS等無い世代で生きてきましたから、 ライブハウスに行ってフライヤーを手に取らないとライブの情報はわからない これを美徳としてます

人が繋がっていくのにちゃんと目と目を合わせてライブハウスで乾杯して、人は繋がっていくといまだに信じてます

だからイベントも続けています そこで相談です(長くなりましたすいません)

イベントが大きくなっていくとやはりアンチも増えてきます アンチが出てくること自体はそこまで問題視していません

最初は内輪だけでやっていたイベントも人が増えてくることで目の届かないとこで揉め事が起きたり アンチが「あのイベントとは関わらないようにした方が」というのも増えてきました

何とか収束させようと手伝ってくれる仲間達もいますが、やはりみんな悲しい思いをします

ぼくは別に音楽で売れたいとかはもうありません 定期的に仲間が集まってお酒が飲めれば、その機会を作れれば、そのためにバンドを続けています

最初の頃は自分も若かったので仲間達の年齢も近かったし規模も小さかったので、ぼくが1人ずつ対話することで仲間が増えていくことがすごく楽しかったです

でも今、規模も大きくなってきて直接は知らない子、年齢も倍以上離れた子達も出てきて、自分自身がどう接していいのかわからなくなってきました

自分は義理や礼儀を押し付けてしまいます

自分はイベントを開く側なので、そこに集まってくる人達がいて、自分は自分の信念のもと変わらず続けて行けば行くほど、ジェネレーションギャップなのかうまく行かなくなってしまいます

もう今は音楽は完全に趣味でやっているということもあり 「俺たちはあなたと違って真剣に音楽をやってるんで」

ここまで言われた時はすごく悲しかったですね

集まって来た人達が「あなたにはついていけない」といい離れていく 規模が大きくなればなるほどそれが目に余る これなんとかならないかなあっていうのがここ数年の悩みです 長文の上、乱文乱筆失礼致しました

A.「集まってきた人が離れていくのが目に余る」という気持ちはよく分かります。

僕も似たような経験が何度かあります。 哀しさと不理解に対する怒りでぐちゃぐちゃになりますよね。

まぁでもうまいこと感情と行動を切り離していきましょう。 なぜなら売れる売れない、収益化は関係なく、達成したい目的があるんですから。

僕がコミュニティを健全に保つため意識していることは大きく分けて2点になります。

①入ってくるハードルを上げる
②追い出すハードルを下げる

質問者さんがこのイベントの主催者、リーダーかと思います。

となるとこういった「ケジメ」や「組織のプライド」みたいなものを決められるのはあなただけです。
お頭というのは過剰に好かれようとすると破綻を招きます。

①ですが金額を上げるケースが多いですね。
オンラインサロンや飲食店、クラファンなんかもそうですね。 金額以外ならドレスコードや非喫煙なんかも一つのやり方ですね。

冷やかしが減ったり、集団の純度が増してきます。 ただ、にわかファンを排除するようなムーブメントは発展しにくいので、バランスも大切です。

「暗黙の了解」や界隈特有のノリが蔓延するとそれはそれで水の流れがよろしくない気がします。風水は信じてませんが。

②は新撰組の『局中法度』みたいなものを作ってもいいですし、リーダーのノリと裁量で出禁にしてもいいかもしれません。

ただある程度、明文化したものがあるほうが、切られた側からの文句を封殺しやすいですね。

邪魔な人々を追い出すというよりは「居心地悪くする」とかの方向性がグリーンかもしれません。

スローガンや企業理念みたいなものがあると、呼応する人が寄ってきたりとどまったりしてくれます。

そして関係ない人が離れていきます。

後はあまりに目に余るアンチには弁護士から受任通知をバンバン送ることぐらいでしょうか。

事件化、訴訟かけるとそれなりの金額がかかりますが、それぐらいなら安いし相手も止まるんでコスパは悪くありません。

「新しく知り合う敬語を使えない若者とケンカする」というのはエネルギーあって羨ましい限りです。

でも僕の知り合いもイベンターやる人はけっこう揉めがちな気がします。

良くも悪くも好戦的なんでしょうか。

戦って理解しあうこともありますが、その多くは必要ありません。

「うわ、ダル」と思ったらさっさと切ることです。そうしないと水槽内の水質が濁って、本当に大切にしたい魚たちが死んでしまいます。守れるのはリーダーだけです。

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