引き時、踏ん張り時。
見極めを間違えて、
ズルズル行った結果、
周りからはやる気がないとの
指摘を受け、本人は
やりたくもないのにやってる
状態になる。
この繰り返し。
やりたいと思ったかもしれない。
でも、続けたいとは思わなかった
のだとしたら?
それはやめた方がいい。すぐに。
無理に踏みとどまれば、
本人は我慢してるつもりでも、
周りからしたらやる気もないのに
居座ってる困った奴でしかない。
知識も経験もない事は、
スタート時点では誰もが
大体一緒。
知ろう、やってみよう、
聞いてみよう、考えてみよう。
これがどこまで持続できるか。
途中何があっても、
「続けていたい。知りたい」が
ある人が残る。
もしくは、そんなもの全くなく、
「まぁ、こんなもんでしょ」と
深入りしない人が残る。
思い込みと浮き沈みで
ふわふわする人がもがいては
苦しんで疲れ果てる。
周りも疲れ果てる。
「どうしたら独り占め出来るの?」
遊び場で他の子ども達が遊ぶのを
見て、うちの子が言った言葉。
そう、独り占めしたければ、
最後まで残り続けること。
誰かが飽きて、その場を離れるまで、
自分が手にしたいおもちゃが空くまで、
他のことしてとにかく待つ。
目的は、お目当てのおもちゃを
一人で好きなだけ遊ぶこと。
そのためなら、その場に居続けることを
厭わない。
他の場所で味わえること、経験も
そっちのけ。
これか、と思う。
だから、それを子どもにも伝える。
そして、束の間だったけど、
独り占めを手に入れて、
満足し他に行く気になった。
手に入れたいなら、
手に入れれば良い。
手に入ったら手放す。
それを忘れなかったら、
踏ん張る、踏みとどまるのも
決して悪くない。