見出し画像

今後も日本で働くために

こんにちは、Takupon Papaです。2023年2月に小生が尊敬するJim Rogers氏の新書が発行されました。今回はタイトルの内容を含む新書のご紹介です。


■ Jim Rogers氏とは


詳細は、こちらを参照されたい。


■ 注目すべき内容


  • これから20年、注目すべきビジネスは〇〇

  • 10歳45歳60歳のためのアクションプラン

  • 不動産投資はお勧めできない理由

  • エンターテイメントの中心は、今や日本よりも韓国

  • 日本語だけにしか対応していないコンテンツビジネスでは勝てない

  • 日本に大チャンスが到来する3つの産業

これらの内容を知りたい方にはぜひお勧めな一冊です。


この本は、Jim Rogers氏(以下、著者)が幾度と伝える下記の内容に、

  • 日本の食糧自給率の問題

  • 少子化問題と解決策

  • 移民を積極的に受け入れること

  • 朝鮮半島38度線について


2022年現在の状況もプラスαとしてまとめられています。

毎回毎回、上記内容が大半を占め、それぞれの著書で同じことを繰り返し述べているため、正直今回もあまり期待していませんでした。

しかし、プラスαの部分はいつもと違い大変面白い印象でした。中でも、こちらの章はお勧めできそうです。

第4章『国を頼れない時代の人生戦略』
第5章「捨てられない国」になるロードマップ


著者は、よく述べている
日本は大好きだが……
ビジネスが育たない土壌を改善すべき
日本の「頭脳流出」は深刻だ

日本では、
国の風潮・システム・規則に縛られ、優秀な人材ほど国外へ流失しています。

実際、小生の知り合いの先生からこんなエピソードを聞いたことがあります。

このまえ、中国の病院から、『今の年収の3倍出すので来てくれないか』と引き抜きオファーがあったんだよ!

具体的に、年収「1000万円超え」から「3000万円超え」でのオファーです。

結局のところ、そのオファーは決裂となりましたが、中国の勢いというものを感じました。

またここ最近では、論文の筆頭者が中国人であることが非常に多くなっています。さらにその多くがオープンアクセスを付与されていて、自国PRなのか、加速的に研究が進んでいる印象を受けます。

文部科学省 科学技術・学術政策研究所の科学技術指標2022より、4.1.2 研究活動の国別比較が報告されています。その一部を下図に示しています。

青色が、論文数
橙色が、Top10%補正論文数
緑色が、Top1%補正論文数

をそれぞれランクと共に示しています。

左から右へ、
〜2000年 ➡️ 〜2010年 ➡️ 〜2020年のデータ

をそれぞれランクと共に示しています。

国地域別論文数、Top10%補正論文数、Top1%補正論文数:上位25か国・地域 (A)整数カウント法による

日本の論文数(2018-2020年(PY)の平均)は整数カウント法によると第5位、Top10%補正論文数では第12位、Top1%補正論文数では第12位である。

文部科学省 科学技術・学術政策研究所、科学技術指標2022、調査資料-318、2022年8月より引用



日本も頑張ってはいるものの、

中国からの、論文数が2018年から2020年の間で4-5倍増加しています。
米国と同等もしくは抜いています。
脅威です!!

他国に比べて、日本は人への投資が弱いのか?!
これが日本から去る理由かもしれません。


■ 今後も日本で働くために



著者の言葉にはいくつか良いアドバイスがあります。

できれば、国外で働くこと、これが難しいようであれば

自分にとって一番向いている職業が何であるかを真剣に考え、
その仕事をすることだ。

Jim Rogers:捨てられる日本 世界3大投資家が見通す戦慄の未来


そして、ここでも

いい転職をするためには、自分の好きなことを見つけることだ

Jim Rogers:捨てられる日本 世界3大投資家が見通す戦慄の未来


過去に転職についてお勧めな一冊をご紹介しております。
ぜひ、読んでみていただけたら幸いです。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
よければフォローいただけるとすごくうれしいです!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?