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人間力〜第三章 正義①〜

正義はとは諸刃の剣。

強い正義感は時に敵を作る、中途半端な正義感は信頼を失う、弱い正義は正義の役割を果たせない、悪意のない正義感は傷つける人を作ってしまう、正義に潜む悪意に気づけると正義の本質が見えてくる。

正義を作ると悪も生まれる。
攻撃対象がそこにあるが故に正義が必要になるのだから。 
悪が生まれたから正義が必要になったんじゃない、正義という思想が対立するものができたときに悪となる。
正論の概念も結構危険だ。
相手に対し厳しいことを言う場面では何が悪かったのかを明確にしなければならないが、言われている方はそれすらも受け取れなくなっている可能性が高い。
言われている方はすでに相手を悪と位置付けているため言葉を受け入れなくなっているし、言ってる方も相手を悪として伝えてしまったらそれまでだ。
難しいのは仕事という環境は報酬に大差がない限りやっている仕事の量や質で他者との比較をしてしまう。
給料が安いなどという不満が対会社であればいいが、怠慢な社員の所為で自分の給料が安いなどと思ってしまうと攻撃力はさらに増す。
問題はこの考え方も間違いではないという点だ。

利益というパイの一部が給与だという思考は間違ってはいないし、能力が高い人材少数で成果をあげる方が圧倒的に能力の低い人間を大勢雇用するよりも分配率はあがる。
でも仕事は分配率の奪い合いではなく、自分の存在によって生み出される価値が高ければ分配率など無視した報酬が得られる可能性は高い。

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