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「窓の少ない」「窓のバランスが悪い」家で、本当に大丈夫なのか??

こんにちは!

建築コンサルタントのtakumiです。

本日は、「窓が少なく小さい」お家の計画が一定数おられるというお話です。

マンションの場合は、戸建て住宅のようにあちこちに窓を作れませんからしょうがないですね。

でも、注文住宅で建てるのですから、もう少し窓が欲しいなぁ。

って、間取り診断していると思うことがあります。(で、一応、指摘はさせていただきます^^;)

また、構造によっても窓の設けやすさは変わります。

比較的自由なのは木造の軸組(在来)工法です。

逆に、窓を設けるのに制限がありがちなのはツーバイフォーやハウスメーカーの軽量鉄骨造ですね。

窓を少なくする理由は


その理由はというと、

  ・断熱性能を高めるため

  ・防犯のため(ドロボウ対策)

  ・プライバシーのため(外からの目線)

  ・窓があっても開けないから

  ・コスト削減(予算オーバー・・・)

というもの。。。


はい、確かに窓にはそのようなリスクはあります。


ん?「窓があっても開けないから」って、、、


いや、まあそこは人それぞれ色んな感性、考え方がありますから、別に良いのですが、

「閉鎖的で、窮屈に感じないかなぁ」

と心配になります。

うちは年中、窓を開放して空気の入れ替えしてますからね。


トイレや洗面、浴室にも窓がないプランもあります。

こんな感じで、トイレ↓↓↓

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「換気扇があるから問題ないと思ってます」と言われます。。。

確かに、換気扇があれば換気はできますね。

ただ、換気扇の換気って、なかなか空気が入れ替わらないものです。

特に、24時間換気(常時換気)は換気能力が微々たるものですから、臭気や湿気が多いところは窓を開けた方が何倍も早い!

いや~、トイレなんかほんとそうですよ。

家族とはいえ、素早く空気を入れ替えたい!って、なりません?(笑)


機械(換気扇)での換気って、キッチンのレンジフードを使われたらわかると思いますが、勢いの割には匂いって結構、におい、広がっちゃってますよね。

大きな換気能力で「排出」しようとしても、それだけの吸気(外からの空気の流入)ができてないので、きちんと能力が発揮できていません。

窓の役割をきちんと理解

ということで、窓の役割です。

窓の役割は、

◆採光を確保する

太陽の光を浴びることはもちろん、光を感じることはとても健康面、精神面に影響します。

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ですので、窓が小さくて少ない部屋は、昼間でもどんよりと暗い。。。

日中は自然採光で、明るい家にしましょう!


◆風を通す(自然換気)

各部屋(居室)だけでなく、水回りや大きめの収納(WIC)にも開閉できる窓をつけて、いつでも自然換気ができるようにしたいところです。

真夏や真冬はともかく、外気温が心地よい日には家の窓を開けて、空気の入れ替えをしましょう。

※新型コロナ対策としても、自然換気はとても大切ですよね。


◆外の景色が見えることでの開放感

窓から感じる「開放感」って、自然と感じているものですよね。

意識してみるとよく分かりますが、長い時間窓のない部屋にいると、とても息苦しくなります。

まぁ、景色の良くない方向の窓や西日の当たる窓は、はむやみに大きくしては失敗しますが、いい景色が期待できる方向にはしっかり窓を計画しましょう。

窓から外が見える、広い屋外を感じることで、屋外との一体性が生じて開放的な感覚となりますからね。

◆デザイン的な要素

そして、窓ってデザインにも欠かせない要素です。

窓の少ない外観って、見た目にも閉鎖的になります。

よく見える外観の面は、窓のデザインにもひと工夫したいものです。


窓の役割について、さらに詳しく知りたい方はこちらもお読みください↓↓↓
https://taku-kenchiku.com/注文住宅では窓の計画が重要!/


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