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住まいの大切な品質には「防火性能」もあるんです!

こんにちは。

建築コンサルタントのtakumiです。


マイホームを購入するにあたって、家の品質を気にされる方が多くなってきています。

品質と言うと、「耐震性」、「耐久性」、「断熱や気密性」、「防水性」といったところはよく言われる品質ですね。

ただ、生命に関わる品質なのに、あまり施主さんには気にされない品質もあります。

「防火性」です。

防火性能というと、火災が起こりにくいこと、火災が起こっても最小限で済むという、建物にとって大切な性能のひとつです。

なぜ、あまり気にされないのか、というと、どこかで「火事にはならないだろう」とか「今どき防火の規定なんて、完璧に違いない」と思われているためではないかと思います。

しかし、そうとは言えないのが現実です。

毎日のように火災は発生し、家の防火性能の違いにより、火災の被害の大きさは左右されています。


◆「防火性能」ってどういうもの?

防火性能は、建てる地域によっても法的な厳しさは変わってきますが、最低限、建築基準法できまっていることは守れてないといけませんよね。

というのも、二階建ての木造では、「四号特例」といって、確認申請や完了検査のチェック項目が大幅に省略される制度になっていますので、必ずしも防火性能が確保されているとは限らないからです。

また、大手住宅メーカーなども、過去に違反をして報道されていることもありましたね。


基本的に、建築基準法の防火性能というのは、

・火事をもらわない
・火事を最小限にとどめる

ことを目的とします。


「火事をもらわない」というのは、隣接地の建物や樹木などが燃えていて、その火が家に燃え移らないように、屋根や外壁の防火性能を向上させるものです。

具体的には、屋根は「燃えない材料」として、瓦や鋼板が多いですよね。

そして、外壁は火に晒されても「耐える」材料となります。「防火サイディング」といった言葉も聞かれたことがあるかもしれませんね。


さらに、「防火地域」「準防火地域」といった、比較的密集している地域では、防火の規定が厳しくなります。

このような場所では、窓や換気扇といった開口部分も防火性能が求められてきます。


また、少しですが家の中にも防火性能が求められるところがあります。

「火事を最小限にとどめる」こととして、火を使う部屋、「キッチン」ですね。

キッチンでは燃えやすい内装が使えませんので、木材などをキッチンの内装にはできません。

リフォームして木材を貼ったら「違法建築」になってしまいます。


◆まとめ

ここであげた建築基準法の規定というのは最低限の基準です。

守っていて当然の規定ですから、ある程度は把握しておいて頂きたいスペックとなります。

なんせ、耐震性能と同じく家族の命を守るためのスペックですから。


防火性能については、詳しくはブログ記事で書いております。

ぜひ、ご覧下さいね。
↓↓↓
住宅に必要な防火性能はどうなっている?~火災を最小限に食い止める、防火・避難対策~


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