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「電球色」が合わない部屋がある?~照明の色の考察~

こんにちは。

建築コンサルタントのtakumiです。

本日は、シーリングライトやダウンライト、シャンデリアといった照明の色についてのお話です。

照明の色には大きく分けると三色、電球色と温白色と昼白色がありますね。

電球色が温かみのある黄色っぽい色で、反対に昼白色は昼間の太陽光に近い青白っぽいクリアな色です。

本日は、この中の電球色についてのお話をしましょう。

電球色は温かみを感じムードのある空間を演出しますから、リラックスできる雰囲気を演出できます。

ただ、電球色がイマイチ合わない部屋もありますから、注意が必要なんですよね。


◆洗面やウォークインクローゼット

電球色は黄色い光なので、電球色の照明の元で見える色合いは、昼間の太陽光の元で見える色とは少し違って見えます。

ですので、身だしなみを確認する洗面やドレッサーのあるメイクルームは電球色だと見え方が違いますから、失敗しやすいと言えますね。

また、ウォークインクローゼットや姿見のある部屋などの服の色を確認するスペースでも、電球色では少し暗い色に見えますから、服選び、色合わせに失敗しがちです。

このような部屋は、昼白色や温白色にした方が無難ですね。


◆キッチン

キッチンも、電球色メインでなく昼白色か温白色あたりを使う方がベターです。

電球色を使っても、さほど問題は無いのですが、電球色だと「食材の本来の色が分かりにくい」というデメリットがあるので、お肉の色や野菜の色が若干違って見えるため、新鮮度を測りにくいことや料理の色も若干違って見えてしまいます。


◆子供部屋やワークスペース

電球色は温かみのある色合いにより、リラックスできますが、逆に、スッキリとして頭を働かせたいスペースには不向きです。

例えば、お子様が勉強をする子供部屋やスタディコーナー、お仕事をするワークカウンターや書斎では、電球色だとちょっと眠くなってしまうことがあります。

ただ、「デスク照明」「手元照明」で、直に手元を照らす照明をクリアな白色系にすることでも大丈夫です。

また、逆に「アイデアを出す」とか「クリエイティブ」な仕事をする場合には電球色の方が合っているという試験結果もありますから、ワークの内容によって電球の色も考えたいところです。


◆迷う場合は調色機能つき

ということで、部屋によっては電球色が合わない部屋もあります。

だけど、普段は温かみのある色がいい、という場合もありますから、そういう場合には少しコストは上がりますが、「調色機能」といって

電球色⇔温白色⇔昼白色

の切り替えができるタイプもありますので検討してみましょう。

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画像の引用元  Panasonicさん


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