「部屋干し」のススメ
こんにちは。
建築コンサルタントのtakumiです。
皆さん、洗濯物はどうやって乾燥させてますか?
私の家は天日で乾燥させたいので外干しですが、雨の多い時期というのは困りものですよね。
最近では共働き夫婦も多いため、間取り診断をしてますと半数位は「部屋干し」派がおられます。
また、外干し派でも、雨季や冬場は部屋干しせざるを得ない期間がありますので、家を計画する際には「部屋干し用のスペース」を考えておくと便利です。
ただ、部屋干しだと、どうしても「サラッ」と乾燥しないので、なんか着心地もよくない気がするんですよね。
と言っても、雨天が続くと外干しできないので、何とか屋内で乾かせるしかありません。
ということで、本日は「部屋干し」のお話です。
部屋干しの際、しっかり乾かなかったり生乾き臭がするのは、乾燥に必要な要素が欠けているからなんですよね。
乾燥させる要素は、
①熱
②除湿
③風通し
の3要素です。
外干しするにも部屋干しするにも、この要素が欠けているとしっかり乾きませんので生乾き臭の原因になります。
外で干しても、風が通らない場所や気温の低い真冬は、いくら晴れていても乾きにくくなります。
乾燥機は、基本的にはこの3つの要素がしっかりできています。(乾燥機はシワが気になりますけどね!)
そのため、部屋干しをする時には、この3つの要素を押さえると、うまく乾きます。
夏場なら気温が高いので除湿機と送風機で乾燥は可能ですし、
冬場なら空気が乾燥しているので暖房+送風機をかけることで満遍なく乾燥させることかできます。
また乾燥の具合は、部屋の大きさや洗濯物の量にもよりますので、なるべく洗濯物同士の間隔を空けて、風が通るようにするのがポイントです。
間取りを考える際には、このことを考慮して、部屋干し用の部屋を計画することが大切です。
ほぼ毎日洗濯するご家庭だと、4人家族の場合、最低2帖程度のスペースがあれば部屋干しできます。
ただ、洗濯物の量が多くなる夏場や、また一日おきの洗濯のように2日分を干す場合、2帖ではちょっと狭くて乾きにくいので、3帖位のスペースを確保する方が無難です。
まるまる3帖分を「ランドリールーム」として用意できれば良いのですが、面積的に余裕がない場合も多いものです。
なので、洗面室や浴室のほかにも、リビングや2階ホールなど、予備的に洗濯物を干せすことができるスペースを考えておき、物干し竿を掛けられる金物を設置しておくことをおすすめします。
参考↓↓↓
川口技研(ホスクリーン)
https://www.kawaguchigiken.co.jp/products/monohoshi/indoor-listable_string
Panasonic(干し姫さま)
https://sumai.panasonic.jp/interior/miriyo/hoshihime/lineup/shudo01.html
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