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「立面図」もチェックしてる?

こんにちは。

建築コンサルタントのtakumiです。

ちょっと多忙な日が続いていて、なかなか記事の更新ができませんでした(^^;

で、、本日は、以外と大事
立面図のチェックの必要性
についてのお話です!!

間取り診断でも、立面図があれば様々な角度からチェックができます。

平面図(間取り図)だけ見ていても、気づかないこともたくさんあります。

立面図というのはこういう
図面です↓↓↓

立面図の事例

東西南北それぞれの面を描いていて、外観のパースとは違い、立体的ではなくあくまでもフラットです。(東西南北それぞれの「真正面」)

デザイン性を見るなら、実際の見え方に近い外観パースの方が優れています。

しかし、外観パースは立体的に描くため、どうしても歪みが出て、各寸法が正確ではありません。

その点、立面図は正確に表現しています。

ですので、

「窓の大きさ」、「窓の高さ」、「屋根の勾配」

などを正確に把握することができます。

特に、窓の大きさは部屋の特性によって大きさをきちんと把握する必要がありますので、

平面図(間取り図)では把握出来ない、窓の「縦の長さ」をしっかりチェックしないといけません。

◆プライバシー性

私がよく指摘するのは、1階の脱衣、浴室やトイレの窓の大きさですね。

↓↓↓

こんなふうに、
「浴室はまだマシですが、脱衣は窓が大きいですね」

などという感じで。

風通しも考えると、大きくしたい気持ちは分かりますが、、、

もちろん、プライバシー性の高いスペースには不透明ガラスを使用しますが、それでもシルエットが映りやすいし、防犯面も気になりますね。

◆防犯性

地面からの高さも確認して侵入防止のために、面格子の必要性も検討します。

地窓につけた面格子の写真

防犯面では、地面からの窓の高さと幅が重要です。

ガラスに防犯フィルムを貼ることも効果はありますが、そこそこコストもかさみますし、侵入には失敗しても「ガラスを割られる」ことになってしまいます。

そのため、体が入れる大きさの窓は面格子を設置することが一番効果があります。

面格子の設置は、縦すべり出し窓や横滑り出し窓のような外へ開く窓には設置が出来ませんので、必要な場所の窓は引き違い窓、上げ下げ窓といった窓にしておく必要があります。

もちろん、これらは周囲の状況、(隣地建物との距離や窓の被り方)、地域性(治安)にも関係しますので、必要であれば、ということになりますね。

◆朝日や西日の差し込み

明るい部屋の基本は、南面からの採光ですが、実際には東や西面もしっかり日が当たります。

午前中には朝日が東面によく入りますし、午後からは西に日が傾き夕方には西日となって、差し込みます。

これは人それぞれの感覚になってきますが、どちらかと言うと朝日は爽やかなイメージで、ある程度は採り入れたいものです。

そのため、朝日の差し込みはそれほど気にならないことが多い(どちらかと言うと気持ち良い)のですが、西日となると、やはり「真夏の西日」はとても暑苦しくて嫌がられます。

夏でも朝はそれほど基本も高くなっていないのに比べ、夕方は暑さのピークをまだ引きずっていますからね。

なので、西面の立面図を見て、大きい窓があると西日を気にして「その大きさは必要なのか」を検討しおく必要があります。

◆まとめ

業者さんによっては、外観パースだけで、立面図は間取り検討中には渡してくれないところもあります。

ですので、ある程度間取りの協議が進んだら、立面図も必ずもらってチェックするようにしましょう。

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