家づくり成功の秘訣は「バランス感覚」
こんにちは。
建築コンサルタントのtakumiです。
家づくりはバランスが肝心です。
ただ、バランスって、なかなか難しいものではありますよ。
建築雑誌に載るような住まいにも、バランスの悪い家はいっぱいあります。
「バランスが良い」というのは、「平凡に」というものではありません。
平凡を突き詰めると、建て売り的な、面白さのない住まいになってしまいます。
◆こだわりとデメリットのバランス
家づくりにこだわりは、絶対、必要です。暮らしの中で、家づくりの「こだわりポイント」っていうのは、とても愛着のあるものになるからです。
こだわりの家事動線、こだわりの大きな吹き抜け、こだわりの造作棚、こだわりの漆喰の壁、こだわりの無垢フローリング、、、
それぞれ皆さん、色んなところにこだわっています。
ただ、こだわりっていうのは、大なり小なりデメリットが隠れているものです。
たとえば、「吹き抜け」は耐震性の低下や、上階と筒抜けになることによるプライバシーの低下など、
「回遊動線」は便利だが通路が多くなる、
など。
デメリットがゼロのお宅などありませんが、デメリットが多すぎたり、大きすぎるものは後悔や失敗という形になってしまいますから、「ほどほど」にしないといけません。
こだわりの裏にあるデメリットをきちんと把握して、理解して進める。これが大事です。
◆バランスのとれた間取り
間取りのバランスの、ひとつの大きな見方は、「廊下やホール」の配分だと思います。
廊下やホールって、通路的なスペースですからあまり多くなると効率の悪い間取りになります。
ただし、廊下やホールが極端に少ない間取りっていうのも、実はあまり良くないことが多いのです。
詳しくはこちらのブログ記事に書いておりますが、部屋がくっついた空間はプライバシーが少なくなるので、窮屈な間取りになってしまいがちです。
↓↓↓
廊下やホールは無駄なのか?~注文住宅では廊下やホールの面積を上手く調整することが間取りをまとめる秘訣!
◆デザインのバランス
家づくりはデザインも大きなポイントですよね。
オシャレにしたい、かっこよくしたい、可愛くしたい
いろいろあります。
ただ、デザインというのは、「やりすぎ」は後悔の元。
そして、「流行りの詰め込み」も危険です。流行っているものはそのうち消えます。「飽きてきた」家は悲しいものです。
すぐに変えられるファッションと違って、住まいは何十年もそこで暮らします。
せめて20年くらいは大きなリフォームをしなくても良いたたずまいを創りたいところです。
デザインも、ひとつのバランス感覚が大切になります。
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