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家づくり、子供のことばっかりでいいの?

こんにちは。

建築コンサルタントのtakumiです。


家づくりって、子育て世代にとっては「いかに子育てがしやすいか」というのは、重要ポイントですよね。

特にお子様が小さいと、

家づくり=子育て

というくらい、子供のことばかりに目が行きがちです。

しかし、、、

子供はすぐに巣立つものです。

いや、巣立ってもらわないと困りますよね。

20年もすれば、巣立っている可能性が高いものです。

ですので、「子供のための家づくり」ではなく、あくまでも「夫婦の家づくり」を目指していただきたいものです。


◆スタディコーナー

子供の宿題などの勉強スペースを、キッチンから見ていられるような場所に配置するものですね。

多くはカウンターを設置しますが、ホントにお子様の勉強だけのためのスペースなら、小学生までしか使いません。

子供は、学校の試験勉強やそれこそ受験勉強は自室で集中してするようになる可能性が高いので、スタディコーナーは、パソコンコーナーやちょっとしたワークスペースと兼用することで良いですよね。


◆大きな子供部屋

面積的にや余裕があれば、子供部屋を大きめにとるのも良いですが、ほかのスペースを圧迫してまで子供の部屋を大きくとる必要はありませんよね。

だいたい子供部屋の大きさは4.5帖~6帖が多いのですが、中には7帖~8帖というご家庭もあります。

最初にありましたように、子供は巣立っていくもの、と考えると、巣立った後の部屋はなかなか使い道も難しいものです。

例えば、子供部屋を2部屋隣接させておき、巣立ったあとは大きな1部屋にしてご夫婦で使う、ということも聞きます。

大きな寝室にしたり、書斎にしたり、ご夫婦の部屋を分けたりと、色々考えられますので、子供部屋が複数ある場合は、「大きな1部屋にできる」ということはポイントかもしれませんね。

◆子供が遊ぶスペース

これ、たまに聞くのですが、「子供が遊ぶためのスペースを○○に確保したい」など。

子供に「ここで遊ばせたい」と思って遊んでくれるのなんて、2歳までです!

あとは、好きなところで遊ぶものですから、なかなか思うようには行きませんし、それこそ、わざわざ「子供スペース」をつくったところで無駄になることもよく聞く話です。

◆ファミリークローゼット

ファミリークローゼットも、子供が小さいうちはLDKの近くで完結する方がスムーズなので、重宝すると思います。

しかし、子供はそのうち「家族で一緒のスペース」を嫌がるようになるかもしれませんし、自分の部屋で着替えるよつになるかもしれません。

これはもちろん、家族全員のウォークインクローゼットですので、子供が使わなくなっても、無駄にはなりませんが、

「ファミリークローゼットをつくるから、子供部屋の収納はいらない」は、ちょっと危険かもしれないということです。


◆リビング階段

「子供が帰宅時に、リビングを必ず通るようにしたい」

「外出時にもリビングを通り、行き先を確認できるようにしたい」

という思いで、リビング階段を採用されるケースがあります。

もちろん、そういう考えもあります。

ただ、お子様が友達を部屋に連れてくる場合に、必ずリビングを「通られる」のも、気を遣うものです。

いつも整理できているご家庭は良いかもしれませんが、そうでもないですよね。。。

それこそ、高校生とか大学生になって友人を連れてくることも、そりゃ可能性ありますし。

リビング、通られたくない気がしますよね。


◆まとめ

考えてみると、子供のためのスペースって、そんなに長い間使わない可能性が高いかも、ということになりますから、子供の成長をイメージしながら検討することが大切です。

子育てのための家づくり、となっては柔軟性に欠ける可能性がありますから、「子供のためのスペース」を作る場合は、必ず、後先のことも考えておきましょう。

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