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詩まとめ
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2023年11月の記事一覧

【詩】遠くへ

遠く、もっと遠く 叶えられなかった 夢の数だけ ・ ・ ・ 詩を毎日投稿しています。 スキ、フォローありがとうございます。 感想も気軽に聞かせてください。

【詩】役立たず

役に立たないから 愛おしいんでしょう ・ ・ ・ 詩を毎日投稿しています。 スキ、フォローありがとうございます。 感想も気軽に聞かせてください。

【詩】すっからかん

すっからかんの帰り道 勝手気ままに歌い出す 立派な人になりたくて ほっと息つく暇もなく ・ ・ ・ 詩を毎日投稿しています。 スキ、フォローありがとうございます。 感想も気軽に聞かせてください。

【詩】煌めきの夜

ドアを後ろ手に閉めて 突き刺す冷気に目が冴える ヘッドライトを消すと見える 暗闇 ああ、そうか 暗闇は輝くためにそこにいる 世界中の煌めきをばら撒いた そんな夜と 波の音だけ ・ ・ ・ 中学生の頃、ホームステイ先のオーストラリアで初めて本物の星空を見ました。暗闇と星空と波の音。今でも忘れられません。 詩を毎日投稿しています。 スキ、フォローしてもらえると嬉しいです。 感想も気軽に聞かせてください。

【詩】昨日のような

食うに困ってるわけじゃない 金が足りないわけじゃない 恵まれてなくはないけれど 今日も意味を求めてる 明日が来たら働いて 明日が過ぎたら眠るだけ いくつも明日を重ねたら いつかは空にも手が届く 指先で天井に落書き 影も形も残らない絵空事 小さな頃はいつだって 大きな夢を語ってた 昨日のような今日が終わる わかってる 全部わかってる . . . 詩を毎日投稿しています。 スキ、フォローしてもらえると嬉しいです。 感想も気軽に聞かせてください。

【詩】確信は幻想のまま

内容なんて何だっていいんだ 僕が喋る 君が笑う たまに君が喋る 僕も笑う そうやって同じ時を過ごしたね 君が隣にいてくれる その確信だけで生きていけた 壁でも波でもなんでも来い 大丈夫 乗り越えられるから 錯覚のような日々が過ぎる それでも君は行くんだね 嵐が去り 凪が訪れ 束の間の平穏を抱きしめた 僕らはいつまでも子供のまま 暖かな幻想に溺れたまま . . . 詩を毎日投稿しています。 スキ、フォローしてもらえると嬉しいです。 感想も気軽に聞かせてください。

【詩】約束

重ね合わせた手のひらに 伝う体温包み込む あなたがあなたを嫌っても わたしが必ずそばにいる . . . 詩を毎日投稿しています。 スキ、フォローしてもらえると嬉しいです。 感想も気軽に聞かせてください。

【詩】確かな物語

銃を構えて正義のために戦った 路面電車で細やかな昔話を聞いた あったかもしれない物語 彼女は世界の可能性を教えてくれた 現実だけがリアルじゃない ここには無い確かな肌触り あなたの心に迫りたくて 一枚一枚扉を開く 空想 逃避 なんとでも呼んでくれ ここでなら僕は生きていける 語り尽くせないほどの旅をした 涙が枯れるほどの恋をした 物語はいつか終わる 劇的じゃなくても確かなものを . . . 詩を毎日投稿しています。 スキ、フォローしてもらえると嬉しいです。 感想

【詩】一人夜行

言葉なんて過ぎれば全て嘘に変わる 命なんて放り投げたら簡単に終わる 意味なんて初めから何一つ無いんだ どうだっていい 快だけが解だ 今ならなんだってできそうだ 高速トラックも軽く受け止められる 欄干から飛び出して月くらい掴める なんだってできる 端から一人だろう 上着を脱ぎ捨て吹き荒ぶ風に高笑い そうだ 夜はこんなにも輝いていた 唸る工場をBGMに 野良猫たちを引き連れて征く 世界に座席がないのなら 僕は一人で夜になる . . . 詩を毎日投稿しています。 スキ

【詩】内緒の後悔

憂鬱そうな曇り空 君はベランダで鳴いていた うちの子にはなれないの ミルク飲んだら帰るのよ 味をしめたか明くる日も 君はお外で鳴いていた うちはペット禁止なの だからこっそり内緒だよ 今日はどこに行くのかな 遊んでおいでと窓を開ける おかえり随分早いのね よろりよろりと歩く姿 吐いて足を引き摺って 一度でいいから時を戻して . . . 詩を毎日投稿しています。 スキ、フォローしてもらえると嬉しいです。 感想も気軽に聞かせてください。

【詩】手編みのマフラー

編み物が好きだった君に ねだった手編みのマフラー ベタでも重くても上等 いつでも君を感じられた 一緒に糸を選んだね 赤がいいとか白がいいとか ちょっと派手な気もするけど どこへでも巻いて出掛けた 新しいコートの隙間から冷たい風 使い古したマフラーに首をすくめる 服を変えて髪型を変えて 僕は変われているのかな 本当に欲しいものは物じゃなくて 目に見えないから物に託して . . . 詩を毎日投稿しています。 スキ、フォローしてもらえると嬉しいです。 感想も気軽に聞か

【詩】甘い肉じゃが

週末は君の家で2人分の晩ごはん レシピを調べて駅前で買い物 うまくテトリスできない日もある お腹空いたから早く帰ろう 今日は私が作るからって 張り切ってキッチンに立つ後ろ姿 まだ?って左肩にあごを乗せると 危ないから座ってなさいって怒られた オレンジ色の部屋で鼻歌を聴きながら 柔らかい香りが満ちていく 苦いのも辛いのも苦手だった君が 作ってくれた甘い肉じゃが 大袈裟だって笑ってたけど 本当に世界一美味しかったんだよ . . . 詩を毎日投稿しています。 スキ、フ

【詩】夏の断片

眩しい光に目を細めて 人もまばらな正午過ぎ こんな所まで鳶の声が まだ潮騒は聴こえてる . . . 詩を毎日投稿しています。 スキ、フォローしてもらえると嬉しいです。 感想も気軽に聞かせてください。

【詩】シングルベッド

冷蔵庫は大きいの 洗濯機は乾燥つきね 熱弁する君の横で うとうと相槌を打つ 広い部屋もいいけど 狭いベッドも悪くない もっと詰めてって 冷えた足先をくっつける また冬が来る 寒いのは苦手 丈の足りないカーテンは買い換えようか 引っ越したら床暖房が欲しいな 妄想はタダだから 少しくらいいいでしょ 押し入れから引っ張り出した羽毛布団 ふかふかを何枚重ねても 狭い部屋の広くなったベッドは なかなか暖まらないんだ . . . 詩を毎日投稿しています。 スキ、フォローしても