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Uber、ロボットによるデリバリーを開始

おはようございます!
本日は気になったニュースを取り上げようと思います。

Uber Eatsが都内でロボットによるデリバリーを開始するとのこと。
元々フードデリバリー事業に携わっていた身としては、かなり気になるニュースです。


Ⅰ 日本のフードデリバリー業界の課題

私が実際にDiDiフードで働いてた時に、ユーザーからも加盟店からも苦情や懸念をいただくのが配達員にまつわる問題でした。
「配達員の態度が悪い」「配達員の清潔感がなさすぎる」「配達員が時間通りに料理を取りに来ない」などを言われることが多々あり、それがクレームになることもありました。

また日本でフードデリバリービジネスが難しい要因として、"配達手数料が高い" ということがあります。
実際にアメリカのようにフードデリバリーがインフラとして成り立っている国は経済格差が大きい社会でありますが、日本ではそんなことはありません。
日本の場合は、配達員に渡す金額が大きいことで、エンドユーザー側が支払う金額も高くなるという課題がありました。

Ⅱ ロボットによるデリバリーを実現するためには?

では上記のような背景があるので、ロボットによるデリバリーを導入することによって問題は解決されるのでしょうか?
私の意見としは、「YESただし条件付」です。

すべてロボットで代替することができて、配達料金を下げることができたら、一定数のオーダー数増加は見込めるかもしれませんが、やはりすべてロボットに代替するためには、下記の懸念点を解決しないと難しいでしょう。

①配達スピードの向上
②配達可能な範囲を広げれるか

自転車やバイクで配達員さんが運んでいるスピードを現状のロボットで置き換えることは不可能でしょう。ある程度配達スピードが保証されていないとフードデリバリー需要がなくなってしまうので、ここは一番重要なポイントかと思います。

また配達可能な範囲についても注目です。
現状は都内の中心部のみで試していますが、果たして山道が多いような地域でも対応が可能なのか。アスファルトが少し乱れていたり、道がきれいに舗装されていないエリアでも通れるのか、は大きな課題だと思います。

ただ配達範囲については限界があると思うので、主要都市の中心部だけはロボットに置き換えて、郊外は今まで通り配達員さんに頼るという戦略もありかと考えています。


Ⅲ Uberのスーパーアプリ化

今後のUberの日本での展開については、ライドシェア解禁の流れもあり、Uberというアプリを通して、デリバリーとタクシー配車の両方ができるようになって、生活のインフラ化してくる可能性があると考えています。
既にUber Eatsのアプリ上だけでも、レストランからのフードデリバリーだけではなく、コストコや成城石井やツルハドラッグなど、多種多様な小売店舗からもほしいものを購入してデリバリーしてもらうことができます。

今後、Uberがどのように事業を広げていくのか注目していきたいと思います!!

ちなみにスマレジはUberとの連携もできますよ〜!


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