【今日の言葉】 読書 No.2935
人間は、必要に迫られてから読み出した本というものは、ただ気がいらつくだけで、真の力とはなり難い。
真に役立つ書物とは、
平生こと無き時において、己が内心の要求やみ難くして読んでおいたのが、
たまたま事に当って生かされるという場合でありましょう。
森 信三
『続・修身教授録』輪読会からの学びです。
森先生は「小づかいの使途」という講義の中で、書物を求めるべきであると説かれ、
さらには、日々の誘惑に負けそうになる学生に対して、
『とにかく人間は、人並みのことに引き