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拝啓、あの日の私へ ~就活の悩み~

新卒として日本交通に入社して早4か月が経ちました。
新卒採用担当として学生さんとお話ししていく中で、「私が当時悩んでいたことと同じような事を悩んでいるんだな。」ってことに気づきました。

ここで、私が当時どんなことに悩んでいたのか正直なお話しをしていきたいと思います。
少々長くなってしまうかもしれませんが、お付き合いしていただけますと幸いです。

~プロローグ~

私が就職活動なるものを始めたのは、大学3年生の7月か8月くらいだったと思います。
どうしてこの時期なんだってことなんですが、大学3年生に学年が上がったときに全員が一挙に大学の講堂に集められて資料を配られて、「そろそろ就職活動しようね~。」「就職活動ってこういうものだよ。」といったことを教えていただいた講義が10回くらい開催されていました。

学生なので、平日に合同説明会やインターンシップに参加することが難しかったです。まずは講義に参加して、就職活動の予備知識をつけてナビサイトを何となく見ていました。
8月といえば夏休みで、自由に時間を使うことができたのでこの時期に動き始めました。

正直にお話しすると、当時は、ほんとに何にも考えていませんでしたし、ただ漠然とした不安に襲われていました。
「自分がやりたいことなんてないし。なりたい社会人像なんてないし。大体どうやってやるのが正解なんだろ。」

例として、上記のような不安を挙げましたがもっとたくさん悩んでいました。
一番不安だったのは、やりたいことが見つからないこと。あとは、分からないことが分からなくて不安。自分は社会から必要とされているのかということ。

大学選びでもやりたいことが見つからないことでかなり苦労しました。やりたいことが無さ過ぎて、「進学をあきらめよう。親に顔向けできない。
やりたいことが見つからない、目標が見つからないから勉強に身が入らなくなってしまい成績がみるみると落ちていく自分が情けない。」この無限ループで日々泣いていました。

企業選びでも、「やりたいことが見つからない。何が向いているのかわからない。何が正解かどうかわからない。不安が大きすぎて、わからなさ過ぎて全てが不安。」そんなことを思っていました。

私は、目標が明瞭になっていなかったり、目標までの道筋が見えていないとどうしても動けない、決して器用とは言えない、そんな人間です。
当時は、とにかく見よう見まねで進めて、誰にも相談できなくて、自分という人間がわからなくて、でも、周りは何も悩まずに就職活動を行っているように見えて、この無限ループでした。

「また来たか。この無限ループ。」

やりたいことや自分もわからなければ、どんな企業を見たらいいのか、どこのインターンシップに参加したらいいのかもわからない。8月に就職活動を始めたといいましたが、1、2か月くらい何もできなくて携帯を開くのさえ躊躇して、夜になると孤独感を感じてまた小さくうずくまって肩を震わせていました。

長くなってしまいました。
何が言いたいのかといいますと、今大学3年生の就職活動を始めた皆さんにはこんな思いをしてほしくないんです。

私の悩みを要約しますと、
1.「やりたいことが見つからない」
2.「分からないことが何なのか分からないのが不安」

になります。

私と同じ悩みを持っている学生さんがたくさんいると感じましたし、
「どの時期から企業を絞ったほうがいいのか」という悩みを多く聞くことができました。

ですので、今悩んでいるかもしれない大学3年生、
そして、過去、世界一孤独だった私へ。

就職活動を経験した私、一人の人間として一つ一つ言葉を送りたいと思います。
皆さんの悩みが少しでも軽くなれば幸いです。

前置きがだいぶ長くなってしまいました。
では、早速本題に移りましょう。

1.「やりたいことが見つからない。」

就職活動を始めてまず最初に直面した悩み。
自分が何をやりたいのか、どんなことが向いているのかわからず不安で不安でたまりませんでした。
日本交通に入社を決めたのが4年生の6月、7月だったと思いますが、その時点、いや、入社して1か月くらいまで
日本交通で、社会人として何がやりたいのか見つかりませんでした。

やりたいことが見つからないまま社会人になった私から、過去の自分に、
「そんなに肩に力入れなくていいんじゃないか。」「自分でハードル上げすぎてない?」「やりたいこと。なきゃいけないのか。逆にあることが正解・正義なのか。否!」と言ってあげたいです。

もしかしたら、この記事を読んでくださっている皆さんにも「やりたいことが見つからない。」ということで悩んでいる方がいらっしゃるのかもしれません。
そもそも初めから「やりたいこと」を明確にして就職活動を始めた方は少ないと私個人的には感じます。

社会人になった私から、過去の自分に再び「企業を最後一つに絞ることになるけど、やりたいことがあってその企業を選んでいないよ。」
「最後は、やりたいことよりどんな人と働くかだよ。」と言ってあげたいです。

やりたいことがあって、その企業に自分と気の合う人がいて居心地がいい企業に出会って内々定をいただくのが最高ですが、それは究極系なのかなと思います。

例えば、好きな人がいて、その子が隣の席になって、修学旅行の班も一緒で、文化祭でも一緒の出し物担当になって、さらに委員会も一緒で、最寄りも一緒で降車駅も帰る方向も同じで、お互いに惹かれあって、夕焼けをバックに緊張しながらも告白して、付き合うことになって、そのまま結婚して、子供も何人かできて、何不自由なく進学・就職して孫ができて、夫婦二人して一緒に皺を数えていって、家族に囲まれてゆっくりと命の灯を消していく。
みたいな感じだと思っています。

そんなのって理想として掲げてみても叶えることってすっごく難しいことだと思います。
それぐらい、自分と完全にフィットした企業、やりたいことを完全にできる企業は少ないと思います。
だから、「そんなに肩に力入れなくていいんじゃないか。」「自分でハードル上げすぎてない?」という結論に至りました。

私はやりたいことが無かったからこそ、日夜悩んで枕を濡らしていましたが、その分企業を「ヒト」で見るようになり自分が居心地のいい企業に巡り合えたので不幸中の幸いとも言えます。
「ヒト。」これって結構重要なんです。

話が脱線いたしましたが、結論。
「やりたいことなんてなくていい。とにかく動いて、ビビッと来るものに飛びつけ!」これにつきます。

2.「分からないことが何なのか分からないのが不安」

私も、就職活動を通じてこの悩みにも直面しました。
私は、サッカーをずっとやってきました。
レギュラーに入れなかったりなんだかうまくいかなかったときは、
うまくいっていない点やレギュラーのメンバーと比べて何が劣っているのか、チームで今何が必要とされているのかを考えて、
それを何とかこなしていくことでレギュラーへの道筋が立っていました。

ですが、就職活動は何が正解で、「こうやったら内定が取れる。」「こうやったら自分にピッタリハマる企業が見つかる」なんて王道の道筋がないんです。
正直、全国に約390万の企業がある中でどの企業が自分に合っていているかなんてわからないと私は思っています。

とにかく不安要素がたくさんある。
分からないことがたくさんありすぎて、何から手を付けたらいいのかわからず足踏みしてしまう。立ち止まってしまう。

分かります。

プロローグで私の性格を少しお話ししましたが、筋道が立っていないと不安で立ち止まってしまいます。ですので、心の底から共感できます。
今、私の就職活動を思い返してみると、後悔しています。

失敗した私からで申し訳ないのですが、「足踏みをして、動かないでいるくらいならとにかく動いて、脳筋で構わないからとにかく動いて。」

動いてみないとわからないこともたくさんあります。動かずに、自分の殻に閉じこもっているとどんどん、深い闇の方へ引っ張られて、顔や表情が暗くなってきます。
暗闇の住人は恐ろしいですよ。落ちていくスピードは尋常じゃないです。
どんどん引っ張られます。私は落ちるところまで落ちた人間ですので、これを読んでいる方にはそうなってほしくありません。

絶対にこっち側に来ないでください。

落ちない方法は、暇があるなら、少しでも悩んでいるなら、自己分析、ナビサイトを開いてインターン、合同説明会の予約です。

今は、コロナウイルスの影響下で全国各地の説明会に参加することができます。北は北海道、南は沖縄まで全部見ることができます。
こんな状況でなければ、時間やお金をかけて企業に足を運ぶ必要がありました。
ですが、今はネットとパソコンまたはスマートフォンがあれば快適な自宅から参加できます。
これは大きなメリットでありアドバンテージだと思います。

1.でお話しした内容に関連しますが、気軽に参加してみてください。肩の力を抜いて、広い純粋な心で見てみてください。

3.「この時期から企業を絞った方がいいのか。」

結論から言います。
絞る必要は無いと思います。なぜ絞らない方がいいのか絵を描くためのキャンバスに例えてお話しします。

就職活動を始めたばかりの皆さんは「真っ白なキャンバス」です。
一つの業種、企業に決めた状態はキャンバスに向かって一色の絵具だけで絵を描こうとしているのと同じです。
熟練した絵描き(経験豊富な社会人)ならば、一色でも人々を感動させられる作品を描くことができると思います。

ですが、皆さんはまだまだ絵を描き始めたばかり。また、そもそもどんな絵を描くのかもわからない状態なんじゃないかと思います。
そこで、皆さんに実践していただきたいのはとにかく色を決めないでキャンバスに向かって絵を描き続けることです。

そうすると、自分が好きな色や「この色ならなんだか自分を表現できそうな気がする」なんてことがわかってきます。
ただひたすらに描いていくのですが、その中で自分に合う色や好きな色を見つけていく作業は欠かさない方がいいと思います。
(↑私は、この作業をおろそかにしていたので結構迷走しました。。。。)

3年生のこの時期は、とにかくたくさん企業を見て社会を見てみてください。
自分の興味のある分野やどんなことが好きなのか、どんなことに心動かされるのかそれを感じてください。
そして、自分が納得した作品を描いてください。

最後に読んでくださった皆様へ

ここまで読んでくださり誠にありがとうございます。お話ししたいことが氾濫してしまい長くなってしまいました。
次回からは皆さんがサクッと読んでいただけるような長さにしますのでこうご期待です!!

まだ、不安な事も多いと思います。わからないことも多いと思います。悩むこともたくさんあると思います。
でも、悩んでいるのはあなただけではないんです。あなたは孤独ではありません。
そして、楽しんでください。就職活動で沢山自分と向き合ってください。
自分を責めずに認めてあげてください。沢山ほめてあげてください。沢山の人に甘えてください。頼ってください。

日本交通に皆さんの悩みを打ち明けに来ませんか。


🌸日本交通(株) 新卒採用ページ🌸
◆URL:https://www.nihon-kotsu-recruit.jp/shinsotsu/

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