引き継ぎ

引き継ぎのタイミング
「創業何十年の会社」
会社を続けていく事は難しい世の中で、素晴らしいと思う。

だが、次世代への引き継ぎが大切になる。
引き継ぎとは「さぁ、今から引き継ぎだ!」と思ってすることではない。

では、いつなのか?
答えは「常に引き継ぐ」だ。

なぜなら、部下や後輩の理解度・成長速度は個人差があるからだ。
上司が「3年あれば出来る」と思っていても、受ける側が出来るかは分からない。

だからこそ、「常に引き継ぐ 」ということが大切になる。

何を引き継ぐ
さて、引き継ぐといっても何を引き継ぎましょう。

担当のお客様、仕入れ先、協力会社など色々ある。
全て大切だと思うが優先順位を付けなければ上手に引き継げない。

それでは何が1番大切なのか?
答えは「ノウハウ」だ。

なぜなら、ノウハウを引き継ぐ事が1番時間が掛かるからだ。
お客様や仕入れ先などの人間関係を先に引き継ぐ時、実力が無かったらクレームの嵐になってしまう。そして、上司はフォローの為に離れられない。
これでは引き継ぎにならない。

だからこそ、「ノウハウの引き継ぎ」が優先順位1番になる。

どうやってノウハウを引き継ぐの?
結論を言うと、ノウハウは人から人へと伝わる。

ノウハウの引き継ぎとは、上司の知識・経験や教えてもらった事をしっかりと教える。
これは、いくら時間があっても足りない。
さらに、部下にも経験値が必要となる。

だからこそ、部下へ何を経験させて、そこで何を教えるかが大切になる。
人が成長する為には、座学だけじゃなく実践が要る。

そして、頭で分かっていても実践すれば多くの失敗をする。
その失敗に対するメンタルフォローと一緒に的確なアドバイスを授ける。
これを繰り返し行う。

成長には痛みを伴う。1人で走らせたら勝手に成長する人もいれば、傷つき過ぎて壊れる人もいる。
だからこそ、一緒に走ることが大切となる。

ノウハウの引き継ぎができないという事
ノウハウを引き継げないとどうなるのか?
極端にいうと「創業0年の会社」と一緒になる。
なぜなら、今までの知識・経験が消えるからだ。

冒頭にも出てきた「創業何十年の会社」が、「創業0年の会社」にならない事を願うばかりだ。

※この記事は個人的見解です。

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