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多相性睡眠とは何か

こんにちは! 本村です。

さて、今回は”多相性睡眠”というあまり馴染みのない睡眠技法についてお話しできればと思います!

多相性睡眠について述べる前に、基礎となる”睡眠”の概要について浚っていきます。


Chapter1:睡眠について



まず、睡眠とは”脳による脳のための管理技術”であると専門家界隈では定義されています。

これらのことから、睡眠は”脳”と密接に関わり合っていることが見て取れる。

言い換えると、身体のありとあらゆる箇所に影響をもたらしており、例えば何か新しい物を生み出す想像的思考をブーストさせたりする効果がある。

要するに、何かを考える時にはすべての始まりが脳からの指令でスタートするということである。

そのため、脳を休息させるという意味でも睡眠は非常に重要な位置付けにあるというわけである。

因みに睡眠に関するオススメ本です⬇️⬇️⬇️

【睡眠こそ最強の解決策である】
【マシュー・ウォーカー(著)/桜田直美(訳)】
【SBクリエイティブ(出版社)】

こちらは”睡眠”と”健康”を掛け合わせた本でして、体調不良に関する悩みを即座に解決へ向かわす内容になっておりました。
全てが科学的なエビデンスに基づいて記載されているため、信憑性も高く信頼できる1冊です(リンクは今回の記事の最後に貼っております!)

話を戻すと、脳が身体へ及ぼす機能は上述した創造的思考をブーストさせることに加えて下記機能も存在します。

①身体を育てる
②身体を守る
③身体を修復する
④身体を活動させる

一つ目の”身体を育てる”とは、シンプルに睡眠を行うことで、脳が身体全体に栄養素を行き渡らせることができるため、結果的に成長を促進するということになります。

二つ目の”身体を守る”というのは、ウイルスなどの細菌から身体を守るということです。

適切な睡眠時間を確保することで、身体の免疫機能を下げずに日常生活を送ることができます。

つまり、病気になりにくい身体へ仕上げることができるということです。

続いて三つ目の”修復する”については、これはどういうことかと言うと、身体に負ったダメージや精神的な傷などを回復する方向へ矢印を向けることです。

例えば、落ち込んでいる時に早く就寝して、翌日起きると結構気分が良かった経験が多々あったと思います。

そういうことです。

詳しいメカニズムは分かっていないのですが、脳に溜まった廃棄物的な物をリセットさせるような感じだと思われます。

そのため、流れとしては睡眠→脳→身体の修復ということになります。

そして、最後が”活動させる”ことです。

身体を動かすためには、当然ですが睡眠を取らなければなりません。

睡眠することと脳の働きは密接にリンクしているからです。

脳から身体全体へ指令を送ってようやく身体の部位のコントロールが可能になるということなので、そもそも睡眠が十分に行えていないとなると、脳から伝達していくという先々へ進んでいきません。

そのため、シンプルではありますが睡眠を行うことで、身体が活動できる状態になるということです。

以上のように、ここまでは睡眠が脳にどういった作用を及ぼしているのかについて見てきました。

次章では、今回の記事の主題である”多相性睡眠”について本格的に入っていこうと思います。


Chapter2:多相性睡眠とは何か



ここからは本題の”多相性睡眠”について触れていこうと思います。

初めにChapter1でもお話しした睡眠についてですが、基本的には遺伝子で人それぞれのタイプが決まっているといわれています。

下記のように3通りに分類されます。

①ロングスリーパー
②ショートスリーパー
③ヴァリュアブルスリーパー

一つ目のロングスリーパーは、一日平均9時間以上の睡眠時間を必要とする人のことを指しております。
二つ目のショートスリーパーは、一日平均3〜4時間程度の睡眠時間を必要とする人のことで、全体人口の7%程の割合で存在します。
そして、最後三つ目のヴァリュアブルスリーパーとは、一日平均6〜8時間の睡眠時間を必要とする人のことを指しており、全体人口のほとんどの人を指しています。

上記のことを踏まえた上で、多相性睡眠とは何かというと、通常とは異なる寝方をしてもパフォーマンスが落ちない睡眠技術のことです。

効果としては、睡眠時間が4時間ほどでも翌日の集中力が落ちることなく、作業し続けられるという特徴が上げられます。

この多相性睡眠の具体的なやり方についてですが、1日にまとめて7時間とか8時間といった睡眠を取るのではなく起床以降、約6時間ごとに30分ずつこまめに短時間の睡眠を行う睡眠技術のことを指します。

とは言え、万人に合うやり方ではなく、10年行うよりも短期集中型だと考えられます。

本来、人間はまとまって睡眠を取る珍しい生物種に当たります。

一方で、イルカや猫などの動物は、こまめに睡眠を取る生き物です。

そして、それら動物と同じようにこまめに睡眠を取るテクニック、即ち多相性睡眠を使えば、睡眠の質を担保しながら睡眠時間を削れるのではないかということです。

そもそも前提として、人間の睡眠には3種類存在しています。

①軽い眠り
②脳波が段々デルタ波になる
③「夢」が発生する

一つ目の軽い眠りとは、シータ波が出ている状態のことです。二つ目の”脳波が段々デルタ波になる”とは、どういうことかと言うと、デルタ波が出てきた場合、深い眠りに入るということです。

つまり、軽い眠りから深い眠りへ移行するということです。

そして、3段階目に「夢」が発生するという出来事が起きます。

これは、深い眠りが続くと”レム睡眠”の状態になるということです。

そして、上記の①〜③を90分〜200分というかなりバラツキのある周期で繰り返していき、睡眠を取っていきます。

ここで一番大事なことが、最初の浅い眠り、要するに①の”軽い眠り”にどれだけ焦点を当てられるかということです。

軽い眠りが一番大事で、脳をクリアにしたり集中力を高めたりします。

つまり、まとまって睡眠を取るよりも”軽い眠り”のみを行い、メリットが十分に得られるように細かく睡眠を取ったほうが効率が良いのではというお話しでした。

まとめると、多相性睡眠の大枠は約4時間の睡眠の後、起床して6時間が経過する毎に約30分の睡眠をこまめに取り、また約4時間の睡眠を取って、一連の動作をループしていくということです。

Chapter1で紹介した本のリンクは下記になります。
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