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ブロックチェーン 世界を変えた管理技術


こんにちは! 本村です

さて、今回は「ブロックチェーン 世界を変えた管理技術」についてお話しできればと思います。

社会に浸透したブロックチェーンについて、大真面目に綴った内容となっています。


Chapter1:ブロックチェーンとは何か?



早速ですが、ブロックチェーンというのは、個人個人がそれぞれを管理する仕組みのことです。

銀行を例とすると、中央(銀行)が一人ひとりの口座(個人)を管理しているのとは対照的な構図で、ブロックチェーンは上述した通り全員でお互いの取引記録を管理し合います。

言い換えると、取引記録をまとめた台帳であり分散型ネットワーク上で取引を行う技術です。

”台帳の共有”ともいえる本質をもつブロックチェーンは、世界の大手商社や金融機関が取り組んでいる。

上記のように社会へと馴染んでいったブロックチェーンは、世間から関心が向くようになり、認知が進んでいった。

結果的に皆んなが知るようになり、存在を許容するインフラになっていった。

ビジネス界での常識へと仲間入りを果たしたブロックチェーンは下記事項が確立されている。

  • 技術的枢軸があること

  • 政府や大企業のコントロールがなくても、正確な取引が約束されている

  • 送金手数料を抑えられ、他の用途への転用ができる

世界を変えた管理技術は、あらゆる角度への事象に対し応用可能ということである。


Chapter2:世界を変えた管理技術の全体像



Chapter2では、これまでのおさらいも含めてブロックチェーンの全体像に迫ることができればと思います。

ブロックチェーンの全体像を理解するためには、技術の成り立ちを知っておかなければいけません。

ビットコイン

世界で初めてのブロックチェーンは、ご存知の通りビットコインのものだとされています。

ビットコインは、第三者を素通りしたままでも価値を移動できるデジタル通貨を実現することを目指したものです。

まず”サトシ・ナカモト”と名乗る人物が2008年に論文を発表し、翌年の2009年に運用がスタートしました。

これまで多くの人が”サトシ・ナカモト”を名乗っており、世間を賑わしましたが、誰が本当の”サトシ・ナカモト”なのか、そして1人なのか複数であるのかすら分かっていない状態です。

現在でこそ、ビットコインこと仮想通貨だけにとどまらず、様々な目的や種類のものが開発されています。


台帳の共有(ブロックチェーン)

続いて、ビットコインでは、運営希望の参加者たちのコンピューターが、約10分間にやりとりされた2000個程の取引情報を集めて”ブロック”とよばれるまとまりを作成します。

新しいブロックをつくるとき、運営参加者は一つ前のブロックのデータを元に”ハッシュ値”という数字の並びをつくります。それを新しいブロックに含めます。これにより、新しいブロックには、一つ前のブロックがどのようなものであるかという情報が含まれることになります。

これらブロックが、次々と時間的な順番でチェーン(鎖)のように繋げられていきます。よって、”取引情報が記録された長い台帳”がつくられることになります。

以上のように、過去の全ての取引情報が記録された、長くて一本鎖のように繋がれた台帳を”ブロックチェーン”とよびます。

Chapter1でも似たような表現をしましたが、ブロックチェーンは世界中の参加者のコンピューターに同じものがコピーされ、共有されています。

いつでも、誰でも閲覧できるようになっている。言い換えると、全ての運営参加者がお互いにそのブロックチェーンを監視し合うことで、特定の管理者を置かずに、取引情報を管理できるということです。


Chapter3:マイニングとは



全員で管理し合える技術といっても、中にはブロック内の取引情報を改ざんしたらどうなるのか?と疑問に思う人もいるとは思います。

改ざん

正直、改ざんした場合は速攻で分かるしくみになっています。

例えば、改ざん事実があったと仮定して、改ざんしたブロックの次のブロックには、改ざん前のブロックからつくられたハッシュ値が埋め込まれています。

すると、そのハッシュ値と、改ざん後のブロックからつくったハッシュ値が一致しなくなります。そのため、改ざんしたことが判明するということです。

改ざんが見つからないためには、次のブロックに埋め込まれているハッシュ値を、改ざんしたブロックからつくったハッシュ値で書き換えなくてはいけません。

しかし、ブロックチェーンにはそのようなことは事実上不可能なギミックが仕掛けられています。

どういうことかというと、ブロックに埋め込むハッシュ値は、16進数で表した場合に、先頭に0が19個以上連続する難易度ターゲットという数値以下でなくてはならないという条件が課せられています。

上記の条件を満たすハッシュ値をつくるには、コンピューターで時間のかかる膨大な計算を行う必要があります。

改ざんを成功させるには、改ざんしたブロック以降のすべてのブロックでこの計算を行わないといけません。

ところが、ブロックチェーンの先端では、新しいブロックが次々とつくられていくので、改ざんが追いつかなくなります。このようにして、改ざんができないしくみとなっているのです。

*条件を満たすハッシュ値をつくる作業は、多数の参加者で競って行われています。最初に条件を満たすハッシュ値を見つけた人に、新規発行されたビットコインが報酬として支払われるシステムになっています(イメージとしてビットコインを掘り出すようなので”マイニング=採掘”とよばれています)。


まとめ

  • ブロックチェーンは、過去の全ての取引情報を時間軸に記録した台帳である(複数の取引情報をひとまとめにしたブロックが、時間順にチェーン(鎖)のように繋げられている)。

  • ハッシュ値・・・対象となるブロックには、一つ前のブロックを元につくられた”ハッシュ値”とよばれるものが埋め込まれている。


日常と化したブロックチェーン技術ではありますが、一時はインターネット上において画期的な管理技術とされていました。

今後、応用化が進み、精度が上がれば、また1段階テクノロジーの進化に貢献しそうです。


今回参考にさせて頂いた書籍は下記になります。
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