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腰?お尻?が痛む(仙腸関節性腰痛)

正確に痛みの原因を見つけ、患者さんの自ら治す力を引き出すセラピスト、タクです。


腰痛を治すために1番大切なことは自分がどの種類の腰痛か認識することです、それによってケア方法や医療機関の必要性の有無などの対応が変わってきます。

今回は腰痛の中でも殿部付近に痛みが出る症状の一つ、仙腸関節性腰痛を紹介します、この付近に痛みが出る腰痛は他にいくつかありますので確実にこれだと決めつけず、参考程度にしてみてください。



どのような腰痛か

腰殿部痛の15%を占めていて、仙腸関節(骨盤上部の出っ張りの関節)に外力が加わることにより痛みが生じます、仙腸関節の役割は根元から背骨のバランスをとっています。そのわずかな動きのバランスが崩れると痛みにつながるとされています。

具体的には中腰での作業や不用意な動作、あるいは繰り返しの負荷で関節に微小な不適合が生じ痛みにつながります。

どの様な症状があるか

色々な動作で痛みが発生します、他の腰痛でも同じような症状が出る場合があるため複合的に判断する必要があります。

前屈や反る動作、長い時間椅子に座れない、しゃがみ込み動作、仰向けに寝れない、痛い方を下にして寝れないなど仙腸関節性腰痛によっても様々です。

圧痛点

仙腸関節性腰痛を見つけるのに大切な評価項目です、自分の腰痛がどの部位か押して確認してみましょう。押した場所が痛めている場所と一致していれば、そこが圧痛点です。

この腰痛を見つける上で1番重要視されているのがお尻の上部の出っ張りの骨の部位で痛みが出ることです、この部位に痛みがあり前述した動作で痛みが増幅すれば仙腸関節性腰痛の可能性が高いです。

痛みの経過

正確な診断と適切なアプローチが大切です、軽度であれば痛みの出る動作を数週間制限することで痛みは緩和するでしょう。

痛みが強く長引く場合は腰痛に強い医療機関を受診して痛み止めやコルセットを処方してもらうことをおすすめします。その後は根本原因を解決できるようにストレッチやトレーニングを行いましょう、軽度だった方も再受傷をしない体になることが最終的に必要です

ご覧いただきありがとうございました、みなさんの腰痛の負担を少しでも緩和できれば幸いです。


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