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長野市災害ボランティアに行ってきた話

注 これは2019/11/20時点での情報です、現在とは情報が異なっている場合がありますので、必ず長野県災害情報ボランティア特設サイト長野市災害ボランティアセンターなどの公式サイトを確認してください。

こんばんは、今日は予告どおり真面目な話。

前々から行きたいとは思っていましたが、なかなか予定が合わず、行けなかった災害ボランティアに行ってきました。

日本全国に甚大な被害を引き起こした台風19号、中でも長野県、長野市北部の千曲川沿いでは堤防が決壊し、新幹線車両が浸水・廃車の被害を受けるなど、多くの被害が出ており、自宅に未だ戻れない方もいらっしゃいます。

そんな中で、今回私は長野市北部災害ボランティアセンターでのボランティアに参加してきましたので、まとめさせて頂きます。


ボランティアの受付時間は午前9時から10時半まで、徒歩参加者はそれに間に合うように事前に申請を行った上で、ボランティアセンター最寄りの長野電鉄柳原駅まで長野駅から無料で電車を利用できるようになっています。

始めのころは長野駅から送迎バスが出ていましたが、収容力もあり、少ないバス運転手を有効活用できる鉄道利用の方が良いかな?と思います。(先週の土日なんてボランティア参加者で平日よりも電車が混んでました)

無料乗車券 往復有効です

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そして柳原駅、ここから歩いて7分程度で長野市北部災害ボランティアセンター。

受付で名前と住所、ボランティア保険に加入済みかを記入。保険は入っとかないと駄目ですよ!

本来は地元の社協に行かないと入れませんが、特例でネットからでも入れるようになっています。私もネット加入しました。(マイルうまうま)

話は逸れましたが、受付後軍手やカイロ、飲み物、タオルや防塵マスクなどの配布がありました。これらは救援物資で余分に使ってはいけませんが、寒い中でのカイロは助かりました。

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それらの準備を済ませた後、ボランティアセンターからバスに乗って活動場所に向かうわけですが、その前に6人でチームを組み、一日ともに行動するようになります。そのチームの中で一人リーダーを決め、非常時の連絡係となります。基本的に携帯を持っている人でフル参加の方なら誰でもいいようでした。

また、時間の都合があり3時半より前に帰る方はココで申告します。ちなみに今日は11時頃まで雪が降っていた関係で午後2時半までの作業でした。

移動のためのバスに乗り込み、進んでいくと段々道に土が付いてくるようになり、看板も汚れているなど、実際に浸水したのだと実感しました。(ちなみにTwitterでトレンドにもなった男のDVD戸根書店の前も通りましたが、現在は営業して折らず、駐車場は災害支援関係に使われているようでした)

バスは国道18号沿いに停車し、そこから地区の活動拠点となる公民館まで歩きます。歩く道中は土が堆積し、雪の関係かすでに靴が汚れます。長靴は活動に必須ですが、まだスニーカーから履き替えていなかったため、スニーカーを汚して長靴で家まで帰る羽目になってしまいました。

また、壁が崩れた家、ボロボロの太陽光パネル、土で汚れたりんごの樹、そして所々に積み上がるゴミの山と、ここで私は「ココは被災地なんだ、いつも生活しているすぐ側で本当に災害が起きたんだと実感しました」

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そして活動拠点の公民館、津野サテライトに到着し、ボランティア作業の内容説明や休憩をこまめに取ること。トイレがサテライトにしかないことなどを聞き、いざボランティア作業へと入ります。

津野サテライトは千曲川が決壊し他地点に最も近いサテライトであり、外からはまだ堤防にビニールシートが張ってあるのが見えました。

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午前の作業は、土袋に入った土を積んである場所(畑の奥)から道端まで運び、軽トラに載せること。一輪車を使って運びますが、畑がデコボコであり、流された太陽光パネルの土台をよけながら運ぶなど、多少の一輪車運転スキルと力が必要でしたが、他のチームと合同で行い人数が居たこともあり、作業は順調に進みました。

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しかし、土袋を道端まで運んだはいいものの、軽トラが20分に1回程度しか来ず、私たちは畑での作業は終了して先にお昼休憩となりました。

軽トラの数が足りない!明日は祖父の軽トラ借りてこようかなと思いましたが、初心者かつマニュアルを免許取って以来運転していない私が来ても邪魔だなと思い辞めました。元々そんな度胸もありませんが。

お昼休憩は作業場所で取ってもいいようですが、寒いので多くの方がサテライトで取られていました。サテライトの中に入る前に長靴の泥を落とし、手洗い、うがいをキチンとしてから入ります。

サテライトの中、公民館といっても元々の壁は無く、ベニヤ板とビニールシートで簡易な壁があるのみ、暖房も小さなストーブが1つある程度で最高気温9度の12月並みの気温は堪えました。

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午後はゴミの仮置き場となっていたところ(おそらく畑)を復旧させるためのゴミ拾いをしました。

土を掘り返してみると沢山ミミズが出てきたり、様々なゴミが出てきたので結構面白い作業でした。

ゴミ拾いというと、今年の7月6日に香川県観音寺市有明浜で参加したリアル勇者部活動でのゴミ拾いを思い出しました。あのときは沢山人居たな(チラッチラッ)

こちらは午前と違い、私たちのチームのみで行ったため人数が足りず、時間内には終わりませんでしたので人数が欲しいなと感じました。(西の方を向きながら)

2時半になり作業終了、サテライトよりもボランティアセンター行きのバス乗り場の方が近かったためバス乗り場まで直行し、ボランティアセンターへ戻りました。

ボランティアセンター戻った後長靴を洗い、消毒。うがい手洗いをしっかりしてチームのリーダーは戻ってきたことを確認してボランティア終了です。お疲れ様でした!

朝の支援物資配布コーナーではお菓子と暖かい紅茶の配布などもあり、心も体もあったまりました。

また長野市の入浴施設でのボランティア向け入浴無料サービスなどもありますが、どれも公共交通機関で行くのはなかなか難しいため今回は利用しませんでした。

そのかわり長野電鉄柳原駅から長野駅まで戻った後、長野駅のはなまるうどんでかけうどん大を食べあったまり帰路へと帰路へ着いたのでした。

こんな感じでボランティアに参加してきました。感想としては老若男女の方が参加されていて、自分より何回りも年が上の方が活躍されているのを見ると自分たち若い世代も頑張ろうと感じました。

また市内のみならす県内外からも多くの方がボランティアに参加していただき本当にありがたいと感じています。本当にありがとうございます。

しかしまだまだやることは多く残っており、ボランティアが足りていない状況にあります。

また今週は良いものの、来週以降一段と冷え込みが厳しくなり、また日も短くなることから作業がし辛くなっていくことが予想されます。

もしこのnoteを読みボランティアをしてみたいと少しでも思った方、是非来て下さい。足手まといになんて絶対なりません。

また特に私のような県内の方、ボランティアに参加して災害を肌で感じて下さい。怖さを実感させられます。

このような災害は決して他人事ではありません、私たちは今回は助かっただけで、いつまた同じようなことが今度は自分たちの周りで起こるかもしれません

この週末は幸いにも暖かく、天候もよい予報が出ています。

是非長野まで来て下さい。

必要なのは汚れても良い格好と長靴、そしてやる気のみです。もちろんマスクや軍手、カイロなどを持参すべきですが現地でもらえることはもらえました。

JRや各高速バス会社もボランティアのための割引を実施しています。

JR (北陸新幹線)

アルピコ交通(京王バス)

長電バス 

成田空港交通(アルピコ交通)

是非長野にいらしてボランティア、また余裕がありましたら信州の観光地、善光寺や松本城、軽井沢も通常どおりやっていますので是非訪れてみて下さい。

長々と書いてしまいましたが、こんな感じで終わります。

頑張ろう!長野!頑張ろう!信州!

注 実際にボランティアに参加される際は、長野県災害情報ボランティア特設サイト長野市災害ボランティアセンター などの公式サイトを確認してからご参加下さい。