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道案内で発揮する高パフォーマンス

おれは!!!!

弱いっ!!!!

ONEPIECEって漫画、、、流石にみんな知ってるかw
その漫画の主人公モンキー・D・ルフィのかなり有名なシーン。

「男」ならぬ「漢」が自分の弱さに気付き、世界の大きさに打ちのめされ、ここからさらに強くなるONEPIECEの中でも屈指の名シーン。

そんなシーンを流用してからの自分語り。


僕は結構街で声を掛けられやすいタイプだったりする。

道を聞かれたり、お婆さんに助けを求められたり、やんちゃな人に茶化されたり。

そこに明確な理由があるかはわからないけど要因としてはたぶんこんな感じ。

・平均的な男性の身長よりもだいぶ低い
・どちらかというと華奢なタイプ
・タトゥーとか金髪とかツンツン頭とか攻撃性のある外見ではない
・初見の人には凶暴性や異常性がないような造形の顔面をしている

上述したようなことがネックになって声を掛けられやすい性質に繋がっていると自分の中では結論を出している。

まぁつまり ” 弱 そ う ” なのだ。

僕が本気を出して一般的な体型の成人男性に殴りかかっても簡単に返り討ちにして◯すこともできるだろうなぁという外見が声の掛けられ易さに反映されているというのが僕なりの見立て。

お れ は 弱 い ! ! ! !


こんなバカ長い前置きがありながら弱い僕が、またもやお仕事中に声を掛けられた時のお話。

先日、お仕事で外出中にたぶん誰がどの方向から見ても野球が好きなんだろうなぁという壮年の男性に声を掛けられた。

「◯◯駅ってどっちですか?」

と。

◯◯駅というのは声を掛けられた位置から3kmくらい離れた遠い駅。

最寄りの駅は数百メートルのところにある△△駅というところ。

どうもおかしいと思ってただ歩くことを楽しんでいるのか電車代を浮かせて〇〇駅を目標地点にしているのかを聞いてみてもそうではないらしい。

さらに詳しくヒアリングをしてみると、最終的な目標地点は京セラドームということ(この時点で最初の野球好きという見立てが当たって少しテンションが上がってる)

どうもネットで調べた乗り換え案内で3kmも離れた◯◯駅を案内されていたことが判明した。

たしかに乗り換え時の駅構内での歩く距離を考えると、そのルートが一番の最適ルート。

しかし、◯◯駅に行くまでに日中27〜8度近くまで気温が上昇する外の道を3kmも歩かなくてはいけない。

それを考慮すると 乗り換えの駅の構内を1kmくらい歩く方がよくね?と思いついた。

そこまでわかるとそこから先はもう簡単。

最寄りの△△駅までの道のりと目的地の京セラドームまでの行き方をスマホも使わずに頭の中の知識だけで案内して、元々の◯◯駅まで行くよりも涼しい場所を歩けて時間も料金も変わらない効率的な手段での道案内に成功した。

これはインターネットで検索してもなかなか出てきにくいルート。


そしてその壮年男性を駅の方に送り出した後に気付いた。

「あれ?今の俺のムーブめっちゃかっこよくね?」

と。

駅までの距離や気温などの快適さを考慮した道のり、最寄りから目的地までの乗り換えと電車のルート。

これを現場で聞かれた時にスマホを見ずに大阪に10年住んだ知識と経験のみから最適解を出して、なおかつある意味クライアントに提案を出来たことって仮に営業だったら最高の成果じゃん!と。

もしもこれが仕事で独りの時ではなく、友人と一緒にいた時だったとしたら、その友人は一時的にイエス・キリストを称える時の様に僕を称賛してくれるだろうし、もしもお付き合いをしたいと考えている女性とのデート中であったのなら、生まれて初めての彼女ができることも確約されたようなものだし、童貞も卒業できていたかもしれない。

そう考えながらも、当イベントは壮年男性と自分しか知らずに世の明るみに出ることはない偶然の出来事。

この際ここのネタにしてしまえ!!と、自分から世の中に出してみることにした。

このことを自分から発信する行為自体が”だせぇ”けど放っておいたら誰にも知られず自分の記憶からさえも消えていくので”だせぇ”を承知で自分ノート的役割のここに書き記しておくことにした。

まったく人生とは楽しいが御しがたい。

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