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スポーツアカウントにもとめられるもの

お世話になっております。酒井です。
日本列島はスポーツの熱狂の渦に巻き込まれています。
ラグビー:W杯初のベスト8。
男子バレー:19歳西田選手の活躍もありW杯4位の好成績。
サッカー日本代表:W杯アジア2次予選で順当に首位。
プロ野球:巨人が数年ぶりの日本一を狙います。
世界陸上:男子400mリレーで銅メダルを獲得。
バスケ日本代表:W杯初出場を決め世界の舞台で戦いました。

連夜チャンネルを慌ただしく替え、ワンプレーごとにテレビの前で声を上げる。同棲しはじめた妻からは「スポーツおじさん」と私生活の大半をスポーツに費やす私を冷たい目で見ております。
スポーツ業界は多岐に渡り屈強な強さで成長を遂げているのです。

私は11/1から支援サイドでスポーツビジネスに携わる職につきます。
そこで東京オリンピックや今後のスポーツビジネスにおいて施策の参考とすべく、スポーツSNSの最新事情についてメモを作成しました。
話題となった投稿を題材(ラグビー厚めで恐縮です。)にスポーツアカウントに求められるものを分析していきます。
スポーツビジネスは初心者で、あらゆることを吸収していきたいのでスポーツ業界の皆さま何卒よろしくお願いします!!(twitterアカウント

「ラグビーワールドカップ」アカは全てのスポーツアカウントが模範とすべき

W杯開催前、誰がここまで盛り上がることを予想したでしょうか。
盛り上がりを支えるのは公式アカウントです。
各投稿のfav/RTが1kを超えるのは当たり前となってきました。
まさにモンスターアカウントです。

10/20(日)南アフリカ戦を煽るティザー投稿

見るだけでボルテージが高まります。このティザームービーは編集が素晴らしいですね。質も良いし何しろ完成までが早い。納期が短ったと思いますがトップクラスの編集チームを抱えているに違いないと想像します。

南アフリカ戦に向けた日本/南アフリカ選手のコメントも次々と掲載されております。シンプルですが選手達の熱い想いが伝わります。

投稿数字の可視化

投稿がどれくらいの人に届いたかを数字で提供することで、今大会の影響力がどれほど凄いものかを物語っています。具体的な数字が出ると影響力のイメージが湧きますよね。「今大会の盛り上がりはえらいことになっとるぞ!」と。数字の可視化はスレッド投稿でまとめられているため、観客動員数、動画再生数、概算リーチ数など様々な数字を振り返ることができます。関連内容のスレッド投稿は元tweetを遡ることができるので有能です。

ハイライトは最先端の技術

翌日にゴールシーンを振り返るのはよくある手法ですが、今大会はCanonの自由視点映像を投稿することで最先端技術のアピール&前夜の盛り上がりのフラッシュバックを実現させます。「なにこのハイライト映像凄い!」と思わせたら勝ちです。ちなみにこのゴールは間違いなく今大会No1!
普段は前線で体張る戦士達が、奪われそうになりながらも必死に繋いで獲得した魂のトライ!!

ウィットに富んだ大喜利

からアカウント運用担当者のセンスを感じます。ユーザーが欲しい情報を最適に配信するだけでなく、運用担当者の性格をのぞかせる。アカウントのファンを作ることも運用者の大事な仕事。成功しているtwitterアカウントは運用者の色が出るものです。

その他、ラグビーワールドカップに関するtwitter投稿事例や全般的なマーケ施策の深掘りについては、以下記事にとてもわかりやすく記載されているためご参照くださいませ。

ラグビーから少し離れますが、

舞台裏投稿

はなまなましさや普段は見られない貴重なシーンであることから大きな反響があります。引退を表明した巨人の阿部選手は、約4年ぶりにキャッチャーとしてスタメン起用されます。準備の模様からスタジアムへ足を運ぶシーンの密着映像はファンならぐっさり刺さるコンテンツであり、野球に疎い私でも胸の高鳴りを感じずにはいられませんでした。

またリバプール相手に前半3失点のやられ放題だったザルツブルクのロッカールーム。逆転を目指すため、選手を奮い立たせる監督のスピーチをぜひ見ていただきたい。後半ザルツブルクは南野選手の活躍もあり怒涛の追い上げを見せ、リバプールのホーム、アンフィールドを驚かせます。(※試合自体は4-3でリバプールのギリギリ勝利でした。)
湘南ベルマーレがロッカールームの罵り合いを世に出して話題となりましたが、勝つことに魂を燃やす男達のリアルな言い争いにはドラマがあり、見ている人の心を奮い立たせます。「俺随分ぬるい世界で戦っているなあ・・・」と私はお尻を叩かれている気分でした。

※ジャイアンツSNSの最強論については以下記事をご覧ください。
ソーシャル運用をする上で非常に勉強になります。

スポーツアカウントにもとめられるものとは?

今まで多くのスポーツアカウントは、
・試合日時、結果
・ゴールシーンのハイライト
・試合時のスチール写真
・チームに関するお知らせ情報
に終始していましたが、
エンゲージメントやリーチを高めるためにはメモで紹介した、

・開催試合を煽るためのティザー投稿
(動画/静止画)≒開催日お知らせ投稿

・様々な数字の可視化
(達成記録/動員数/リーチ数/検索数 etc)

・自由視点/選手追尾システムなど新技術を導入したハイライト映像
(5G導入で手法の幅が広がります)
・運用担当者は個性を!
・舞台裏のドラマを提供

が必要だと思います。全ては「ユーザーの見たい!知りたい!」のため。
今後も様々なスポーツアカウントをウォッチし、情報をアップデートしていきたいと思います。

オマケで、日本バスケは注目のアカウントです。
Bリーグ含めバスケ環境は「スポーツ観戦」ではなく「エンターテイメントを体感」する場へと進化しております。

今が旬なので、バスケニュージーランドのハカ

そして驚異のバズを生んだ横綱鶴竜のスリーポイントシュート


twitterもやってます!スポーツビジネスやマーケティングなど、様々な情報交換ができればと思いますのでよろしくお願いします。

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