スタートアップの幹部人材の採用と代表の脱皮
こんにちは。
アーツジャパンCEOの久世と申します。
「オンラインの教育環境を世界一滑らかにする」というビジョンを掲げて事業を進めています。
当社では教育現場DXのオールインワンSaaS「Revot(レボット)シリーズ」を開発運営しております。
がむしゃらに顧客と向き合い続け、気が付けばトラクションも伸びてきました。
事業成長をさらに加速させるために、経営メンバーやリーダー人材の強化を目的とした採用に注力するフェーズに入ってきました。
強力なメンバーを迎え入れると同時に、経営者としてとても大きな価値観の変化を体験することができました。
そんなスタートアップのチームビルディングのリアルなお話をお届けいたします。
500人以上の社長と名刺交換をして感じた2つのオーラ
有難いことに、今までたくさんの社長の方々とのご縁をいただていきました。
数人の小さな組織で、とてつもないこだわりを持つ職人気質な社長
何百人の大所帯をまとめて、壮大なビジョンに向けて走り続けている社長
上記は顕著な違いですが、それぞれ異なる哲学を胸に秘め、経営をされてらっしゃいます。
まさに十人十色とはこのことです。
私はスタートアップ企業を経営するひとりの社長として、界隈の代表を見渡してみると大きく2種類のタイプが存在していることに気が付きました。
黄金のキャリアを持つ、スーパーマンタイプ
壮大なビジョンを掲げる、戦国武将タイプ
前者はまさに、超高学歴で超ハイスペック企業出身で独立しているケースなどで、下記のようなイメージ。
後者は実現したいことが明確で、心から使命を感じ、ビジョナリーな想いを持ち、勝負を仕掛けているケースなどで、下記のようなイメージ。
このテキストを読み、あなたの知人も何名か頭に出てきたのではないでしょうか?!
P.S.
キングダムが好きな方に向けたネタとして、前者は玉鳳隊のリーダー王賁(おうほん)で後者は飛信隊のリーダー信(しん)みたいなイメージだと言ったら、なんとなく理解していただけるかなと思いますw
即戦力人材が参画して、大きく変わった価値観
私は何か突出したキャリアもなく、上記の2種類のタイプだと間違いなく後者のキャラクターです。
解決したい課題は明確で、なんとしてでも実現させたいことはある。
しかし、特に何かスキルや知識があるわけではない、、
強みはストイックで、根性と継続力、信念が強いこと。
一言でまとめると、ハートが強いです。
人からは頭の回転が早いと言われますが、自分では良く分かっておらず(笑)もし興味があれば、カジュアル面談で人事に聞いてみてください!
キャリアで唯一誇れることは、人生の全てを捧げてプロサッカー選手を目指し、スポーツに打ち込んだ経験を持っているということです。
私自身はプロになることはできませんでしたが、当時の仲間たちは、かなりの数でプロの世界に行くようなレベルでした。
紆余曲折あって創業した当社も、多くの方々に支えられて、気が付けば4期目のスタートアップ企業です。
様々なバックグラウンドを持つ素晴らしい仲間たちとともに、実績溢れる心強いステークホルダーの方々に支えられながら、私たちは日々新たな挑戦に立ち向かっています。
そして、最近ではCEOとしての大きな価値観の変化が私に訪れました。
結論からすると、先ほど出てきた2種類のタイプのうちの前者のメンバーが経営チームとして参画したことによって、代表(CEO)としての仕事に対するスタンスや、在り方に大きな変化が生まれました。
本タイトルにもある通り、脱皮することができました。
プロダクトチームでは、信頼できるスペシャリストがデザインにもエンジニアリングもいますが、ビジネス部門での幹部人材の採用は初めてでした。
同時期に入社したビジネスポジションのメンバーも、錚々たる実績を持っていて、一気に2名の強力なメンバーが入社しました。
入社後は、市場の分析から顧客インサイトの発掘、新規の営業やアライアンス、営業戦略の数値計画の見直しから、事業計画の修正、ボトルネックの特定と優先順位付け、社内の適切な役割分担からマネジメント、異業種から転職した新メンバーの育成、情報の蓄積と仕組み化、管理会計の見直しetc…
文章を書きながら思いましたが、ほぼ全ての社内体制をアップデートいただきました。
今までなんとかしてここまでコントロールをしてきましたが、ある日ふと大きな虚無感に駆られてしまいました。
「自分がトップで大丈夫なのか…?!」
「自分がトップでいる意味ってなんだろう…?!」
導入企業もどんどん増え、大手や自治体にも導入されるようになり、間違いなくサービスとしても組織として成長しており、マーケやセールス、プロダクトなど、各分野でプロフェッショナルが大活躍しています。
自分は応援団として、皆んなを応援することしかできないのか?と本気で思ったこともありました。
ちょっとこれは極端ですが、こんな感じでオフィスでひたすら
「ふれーふれー、みーんーなー」と、、(笑)
「旗を掲げる」という大切な役割
リーダーの仕事内容は、ミッションビジョンを達成するために、旗を掲げてチームを引っ張ることだと気が付きました。
そのために必要なヒトモノカネを調達し、チームを前へと進めていくことが求められます。
「なぜこの事業をやるのか…??」
何事もそうですが、立ち上げた本人が、最も熱く理由を語ることができますし、心から信じることができると思っています。
会社がどこに向かっているのか、そこに辿り着いたら社会はどうなるのか。 いわゆるパーパスと言われるような哲学的な領域になってくるかもしれませんが、本当に大切なことだなと感じました。
リーダー(創業者)は誰よりもリスクを取り、未来を信じて旗を掲げ、チームを引っ張ることが”リーダーにしかできない役割”であることに気が付きました。
チーム全員で、前へ!
CEOである限り、とにかく全てを理解して、実務までできるようにしなければならず、できなければチームのみんなに失礼な存在になってしまう。
そう思い込んでいましたが、これは大きな間違いでした。
むしろ、できなくていいんです。
誰かの得意は誰かの不得意であることを前提に、みんなで助け合うことがチームプレイの醍醐味です。
みんなリオネルメッシ(世界最高峰のFW)でもダメですし、みんなマヌエルノイアー(世界最高峰のGK)でもダメなんです。(サッカーを知らない方には分かりずらい表現ですみませんw)
それぞれの特徴を理解し、強みを活かして陣形を整える。
そのあとはとにかく信じ、任せてみる。
必要に応じて援護する。
各領域にどんどんプロフェッショナルを集め、とにかく任せることが組織の成長において最もレバレッジが掛かると確信しました。
当社のミッションは「世界中の人々の”もう一歩先”を創り出す」です。
上記を掲げる以上、我々自身が常に新しい一歩を踏み出せるように意識をし、働く環境も整えていきます。
そして私はとにかく、旗を掲げてチームを引っ張っていきます。
お知らせ
アーツジャパンでは、事業の成長フェーズを支えるメンバーを大募集しています。
忖度なしに、今本当に面白いタイミングだと思っています。
特にCTOポジションやPM(CPO)、エンジニアマネージャーを中心としたプロダクトチームのコアポジションは最も力を入れております。
『未来のCTOへの手紙』と題したnoteを執筆しています。
ご興味ある方は、ぜひご覧ください。
1ミリでも興味があるようでしたら、是非お話させてください。
連絡方法は、TwitterでもFacebookでも、会社の問い合わせサイトでもなんでも大丈夫です。
まずはカジュアルに情報交換させていただきたいです。
直接話をしたいというリクエストがあれば、47都道府県どこにお住まいだろうとすぐに飛んでいきます。
学生時代、読書感想文すら書いたことがない僕が長文を書いているので、良かったら「いいね」を押してくださったら嬉しいです!(笑)
励みになります♪
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
株式会社Arts Japan(コーポレートサイト)
代表取締役CEO 久世 琢真 (wantedly_プロフィール)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?