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【tweet】うそを本当にできる世の中で


7月19日から22日にかけて上京してきた。
茨城の蚕糸科学研究所
山梨の養蚕農家さん、染物屋さん
東京の美術館
落語
母校の東京農工大学の蚕学研究室、および農村地域計画学研究室

その他お会いした人たちを含め、いろんな業界の人と話すことができた。

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個人で事業を始めてからずっと引っかかっていることが
「フェイクニュース、または明確な根拠のないものが、世の中はもちろん、工芸業界ではそれが事実のようにまかり通っていること」


ただ、どんなに科学者が頑張っても、現場の人間が伝えたとしても、人間はずるく、都合のいい方をとり、都合の良い解釈をする。
時代の生き証人と言われるような人でも、都合の良い伝え方をすることは十分に起こり得る。

それは自分にとっても同じ。


今回も研究室の先生に、「聞き取り調査の危険性、キーパーソンの話のリスク」について質問をした。

「人が話すことは、あくまでその人の視点からの伝え方であることを忘れてはいけない。別の人から見れば違った捉え方があることも十分理解した上で、話を聞いておかなければいけない」

この矛先を自分に向ければ、自らが専門分野に話すときに

・一般的な視点についての解釈を理解した上で
・どの立ち位置で
・どのような考え方で
・どのように向きあっているのか
・その根拠はどこから来るのか

これが全て科学的根拠によるものでなく、経験則であったとしても、どの範囲が経験則で、どの範囲が科学的根拠に基づくものなのか。
また言い伝えであればそれが言い伝えであると、きちんと答えられる人間でありたいと、そう思った。

これからも、そういう形での発信をしていきます。

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