16.学級通信紹介②
おはようございます。中学校で教員をやっている、コーチのコーチを目指すくまぴです。いつも読んでいただきありがとうございます。
今回も生徒向けに書いた学級通信の内容を紹介します。チームや組織について書きました。そして、生徒たちの様子を見て現状をフィードバックする内容になっているので、参考になれば嬉しいです。よろしくお願いします!
<早くいくなら一人で、遠くにいくならみんなで>
前回の学級通信で紹介した言葉になります。この言葉の意味をどう捉えたでしょうか…?前回の学級通信を見た時の気持ちを思い出してみてください。
私がこの言葉を見たとき、「確かに!」と実体験が浮かんできました。高校時代のソフトテニスの経験です。「インターハイ」という全国高校総体があり、各県の予選を勝ち抜いた人だけが出場できる大会があります。私の地元では、個人戦は6位まで、団体戦は優勝校が出場権を手にできます。インターハイに出場したいと思えば、個人戦の枠の方が広いため、自分だけ頑張れば道のりは近いです。しかし、団体戦となるとメンバーの8人が強くならなければならず、それ以外にも応援やサポートの人も必要となるため、道のりは遠くなります。個人戦しか出場が叶わなかった人に聞いてみると、「団体で出れるのはいいな〜」とよく言ってもらいました。道のりが遠いものは、手に入れると「いいな」という感覚になるそうです。
どれだけ一人の人がずば抜けた能力を持っていても、いつか限界が来ます。逆に、みんなが平均的な力でも、重なり合った時の力はとてつもなく大きいです。みんながいるからこそできるものというものがあります。チームや組織の力とはそういうものです。これをぜひ、君たちには感じてもらいたいし、チームの力で何か物事を達成してほしいと思います。
その機会がたくさんあるのが、2学期の行事です。2学期の君たちは、いわば「青春のど真ん中」です。この大切な時間を無駄にしてほしくありません。一生に一度といえば大げさかもしれませんが、2学期にはそれだけ多くのものが詰まっています。「一生懸命頑張って成長すること」がどんなに楽しいか、「目標を達成すること」がどんなに嬉しいか、「仲間がいること」がどんなに心強いか。生活していくうえで見失ってほしくない大切なことを肌で感じ、成長していってほしいと思います。私自身は、中学校で学校行事を体験することができず、スポーツで生きてきた人です。大学生で、教員になるためのプログラムの中で体育祭があり、ここで「青春のど真ん中」を感じることができました。なので、君たちに「最高の思い出を届けたい」という思いがあります。
合唱の取り組みの中で、うまくいかないことが出てくると思います。それは成功が見えてきている証拠です。イチロー選手の言葉で「4000 のヒットを打つために、8000 回以上は悔しい思いをしてる」、「目標やゴールに至るまで山ほど失敗してきた。失敗しかなかった。」と聞いたことがあります。失敗の先にしか成功はない、失敗してもいいからいろんなことに挑戦する、それをチームで支え合う、こんな姿勢があると「より遠く」に行くことができそうです。「昨日できなかったことが今日できるようになること」「何かが上手になっていくこと」に楽しさを見出して欲しいと思います。合唱の取り組みによる「より遠く」は、文化祭リーダーズが決めてくれたミッションの「合唱で安心感を届ける、歌う姿勢で前進・明るいイメージを伝える」、ビジョンの「全身全霊」ですね。自分ができることを最大限発揮していきましょう!!
まとめ
いかがだったでしょうか?クラスとの関係性の中で書いている部分があるので、これを読んだだけでは内容が伝わりにくい場面もあると思います。しかし、それで良いのだと思います。自分の考えや思いが伝わる形を採用していくことが1番重要です。
何か参考になれば嬉しいです。次回もよろしくお願いします!!
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