見出し画像

ADHDの思考特性「マインド・ワンダリング」とは?

こんにちは、たくまです。
今日は、「ADHD」のことについて書いていきたいと思います。
というのも、うちの長男はADHDなのです。
そのため、発達障害についてはこれまでに色々と勉強してきましたし、一時は発達障害関連の本ばかり読んでいた時期もありました。
とはいえ、一度読んだだけでは内容を忘れてしまうことが多いので、以前読んだ本をたまにパラパラと読み返すようにしています。

それで、今日読み返した本はこちら。

『発達障害という才能』という本です。

ADHDだけでなく発達障害全般について書かれている本書。
あらためて読み返してみると、一度読んだのに忘れてしまっていることが多いです。

たとえば、この中に出てくる言葉で、「マインド・ワンダリング」というものがあります。
聞きなじみのないこの言葉、どんな意味かご存じですか?

マインド・ワンダリングとは、「考えが中心的なテーマからそれて、飛躍してしまうこと」という意味です。
たとえば、授業中に夕方誰と遊ぼうか考えていたり、運転中に昔のできごとを思い返したりするといった、いわゆる「心ここに在らず」の状態を指します。

マインド・ワンダリングは、ADHDの人に限らず誰にでも生じるものです。
ただ、ADHDの人はそれ以外の人と比べ、マインド・ワンダリングが頻繁に起きます。
「常に頭が動いていて、考え事でいっぱい」「同時にいくつもの発想が浮かんで、コントロールできない」といったように、マインド・ワンダリングが頻繁に生じるのがADHDの思考特性のようです。

マインド・ワンダリングには、講義内容の理解を妨げたり交通事故のリスクを高めたりというネガティブな面があります。
しかし一方で、創造的な発想を生み出しやすいといったポジティブな面もあるようです。

ADHDの特性であるマインド・ワンダリングですが、うちの長男に限って言うと、そこまでマインド・ワンダリングが起きているように感じません。
でも、周りにはわからないだけで、彼の頭の中では思考がぐるぐるしてるのかもしれませんね。

いずれにせよ、このマインド・ワンダリングという特性を知っているのといないのとでは大違いだと思います。
この特性を知っていることで彼の長所が見つけやすく、また伸ばしやすくなるはずです。
ですので、彼が創造性を育むための武器として使えるように、親としてはこのマインド・ワンダリングという特性について、しっかりと理解しておきたいと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?