クローン病の記録9「食べ物探しと広がる好奇心」
前回、「食事と人付き合い」について書きました。
逆に、病気を患ってから得たちょっとした楽しさもあります。
それは、「食べれるもの」を「探すこと」や「見つけること」です。
また、その楽しさを上手く誰かと共有できれば、もっと楽しめそうです。
ドキドキな栄養成分表
食品を購入する時、栄養成分表を気にする人はどれくらいいるのでしょうか?少なくとも私は病気になるまで気にしたことはありません。
しかし、今はとても気にします。
とにかく脂質と記載されていれば食物繊維を必ずチェックします。
それはもう、ドキドキです。
パッとみて、明らかに脂質が高そうなやつ、脂質が低そうな雰囲気を醸し出しているのに意外に脂質が高いやつ、予想通り脂質が低いやつ、といろいろな食品たちがいますから。
商品棚に手を伸ばし食品包装を裏返して栄養成分表を確認するまでの間が、神経衰弱のときトランプを確認するドキドキ感を彷彿とさせます。
無印良品、最強では?
無印良品こそ答えかもしれません。
どんなに我慢しても食欲は湧くものです。
お菓子だって今まで通り食べたいんです。
でもポテトチップスといった揚げ物は、半端なく脂質が高い(だいたい100gあたり20〜30g)のです。意識して栄養成分表を見てみると「今までどんだけ脂質とってたんだよ...」と驚きます。
その中で、無印良品は脂質低くて美味そうな(美味しい)お菓子がいっぱいあるので素晴らしいです。
最近食べたもので、リピート買い必須なのはこちらです。
1個あたり脂質が0.2g「紅白まんじゅう」
和菓子が好きならたまらない逸品、
2口サイズでこしあんとほのかな甘みが素晴らしい。
つねに手元に置いておきたい。
信頼感抜群「かぼちゃぼーろ」
信頼感といえばこれ、たまごボーロ。
普通の味に飽きてきて、変わり種を選びたくなったときに
こういうフレーバーがあるとありがたいですよね。
他にもいろいろあります。
そして、懇親会やパーティーのお菓子は無印良品でお願いします。
楽しさを共有する
ある日のこと...
彼女「このお菓子どうだろう?安心して食べられるかな?」
私 「栄養成分表を見てみよう。」
私と彼女「脂質1g以下だっ!いぇぇぇえええい!(ガッツポーズ)」
といったように、ふらっと出かけたときに立ち寄ったスーパーで喜びを分かち合うことがあります。
おそらく傍から見たら、変なカップルです。
ですが、その小さいかもしれない「探すこと」や「見つけること」の楽しさを共有できると、なんだかほっとします。
全員と共有できるかといえば、そうではないかもしれません。
親友と、好きな人と、共有できたらいいのではないでしょうか。
こういったちょっとした気持ちの共有が、マイノリティとマジョリティをつないでくれるのかもしれません。
食べ物探しと広がる好奇心
狭まってまた広がる、そんな好奇心もあると思います。
私は食事制限があるので、食べたくても控えた方がよいものがあります。
なので、食べられるものを広げるためには、今まで気にも留めなかった食べ物に興味を持つことになりました。
スクガラス豆腐(下記の写真)
スクガラスとは、アイゴの稚魚を丸ごと塩漬けにした沖縄の保存食。
塩気がかなりきいていて、沖縄では、ひとくち大に切った島豆腐の上に並べてお酒のおつまみにして食べる。これをスクガラス豆腐と呼ぶ。
ーぐるなび沖縄版
私の場合、年越しは沖縄料理屋で過ごすのがここ数年の恒例行事です。
そこで初めて食べたスクガラス豆腐は、塩っけと魚の旨味、豆腐のマイルドさが相まってとても美味しかったです。
他にも、普段食べなかったゴーヤのおひたしにもチャレンジできました。
食事制限を経験して、「食べてみたいの幅」が広がりました。
逆に、これまでの自分自身の好みの偏りを実感しました。
こういう好奇心の広げ方も良いものだな、と思う日々です。
おわりに
食べたことのないものはまだまだいっぱいあるので、1つ1つ挑戦していきたいですね。ビーガン料理、素食...他に何があるでしょうか?
楽しみです。
そういえば、もうアスキーアート(AA)は古いのでしょうか?
今も、フラッシュ黄金期のくだらなく面白いフラッシュ動画にはまっていた小学生の頃を思い出します。そろそろフラッシュ動画が見れなくなるそうですね。1つの時代の終わりを感じて悲しいです。
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