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ハイテクだったものがローテクになってしまった時の儚さ

今日の一言

日差しがだんだんと暖かくなってきた。太陽の位置が変わるだけで、写真の色合いは然前変わってくる。そんなことを感じるようになる。それにしては、割と暗い感じにしているけれども、でも、こういう感じの方が、いま使っているライカQ2のレンズの特徴を活かしたものになっているのではないか、なんて玄人っぽく考えてみる。

もう少しで写真を再開してから1年が経つ。1年で3本のレンズを使ってみたけど、どれも特徴があって(当たり前なのだれども)、いま使っているライカQ2のレンズには、どこか哀愁のようなものを感じてしまう。

なんとなくだけれども、ライカのレンズがずっと昔から好かれるのが、わかるような気がちょっとだけした。

いまは、冬の季節で白いものばかりが目に入ってしまうけれども、雪が溶けたらまた違った撮れ方になるのだろうと思うと、春が待ち遠しい。

そして、日の光が変わってくると、また味わいも変わってくることだろう。撮影する時間帯によっても、写真は大きく変わってくる。

そんなことをレンズと対話しながら、撮影する。ただ、ものを扱うというよりもお互いの特徴を活かして、いい作品をつくるために対話をする。そんな感じで過ごしている。

昔、『キャプテン翼』の中で、「ボールは友達」というフレーズがあったが、「カメラは友達」と言っても共感してくれる人は多いのではないだろうか、と思う。それくらいレンズひとつひとつ特徴や癖があって、それを感じられることが、なんだか贅沢であって、それがまた創作意欲につながっていると思うと、そういう感覚ってとても大切じゃないかなあ、と思うのである。

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