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人生は幻か?

【連載】哲学エッセイ『メタフィジカル・ジャーニー』 考えることは、旅をすることに似ている。広くて、深い、形而上の旅へ。

今『イリュージョン』(リチャード・バック)の音読会に参加しているというのもあって、ほんとにいろんなものってイリュージョン、すなわち幻想かもしれないんだなと感じます。感じはするけれども、僕たちはその幻想の中に生きてる。幻、その中に生きいてるというか、僕たちはその幻を作っている生きていると言う方が正しいのかもしれないなと思いますけれども、頭ではそういうふうにわかる気がする。でも、はっかりとはわからない。なので、この幻想からなかなか抜ける事はできない。そして、その幻想を客観的に見ることができるのかって言われるとなかなかできない。その幻想だという思い込みよりも、自分の体、特に五感で感じられる部分っていうのが非常に強くてなかなかそれを全て捨ててこれは幻想だと言うことは難しいものですね。わかりそうでわからないこの感覚はなんなんでしょうか。でも、少し気持ち悪いところはあるけれどもどこか心地よい謎。最近はそんな謎も少しは味わえるようになってきたでしょうか。今でも白黒はっきりさせたいという欲求に駆られることはありますが、白黒はっきりするものなんてこの世にはほとんど存在しないのです。なぜなら、この世は幻なのですから。そもそもが霧のようなものなのです。

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TAKU LABO

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「どう生きるのか?」よりも、知りたいのは「生きるとはどういうことか?」だ。 「自分(わたし)らしさ?」よりも、知りたいのは「自分(わたし)…

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