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幸せですか? と問うということ

【連載】哲学エッセイ『メタフィジカル・ジャーニー』
考えることは、旅をすることに似ている。広くて、深い、形而上の旅へ。

最近、二元論の超克という言葉を知ってしまってから、それについて考えるけれども、どうして二元論の超克をしたいか? と感じるのかというのは不思議ですね。基本的には面倒くさがり屋の性格なのが起因しているのではないかと思うのですが、それはどういうことかと言うと、例えば、生きていれば幸せを感じることもあれば、不幸を感じることもある。なかなかどっちだけというものがない。それはまあこれまで生きてきた経験だとか、これまで生きてきた人たちみんなが言ってることですよね。そう考えると、どうやら人はずっと幸せにいるってことは難しいらしい。よく考えると歴史上で生まれた時から死ぬまで幸せだったという人の話を聞いたことがないですよね。

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TAKU LABO

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「どう生きるのか?」よりも、知りたいのは「生きるとはどういうことか?」だ。 「自分(わたし)らしさ?」よりも、知りたいのは「自分(わたし)…

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