録音データは反訳して保存【学校と裁判して思うこと】
「前回に引き続き、録音について」
録音したデータはそのままでは使い勝手が悪いので、テキストデータになおしておくと便利です。誰かに見てもらうときにも、また、「あれ、あの時あの人なんて言ってたっけ?」と自分の記憶が薄れたときにも、テキストにしておけばすぐに確認することができます。
音声データからテキストへ
音声のデータのままでは人に見せるのにも、後から自分で内容を確認するにも不便なので、扱い易い文字データに変換します。
なお、音声の生データ(加工を加えていないデータ)自体は空白部分等含めてそのまま保存しておく方がよいと思いますので、コピーしてから編集していきましょう。
テキストデータへの変換作業は、業者さんに頼むこともできるようですが、わたしは自分で編集しました。
ソフトはプレミアプロ(Adobe社の動画編集ソフト)を使用しています。
プレミアプロは本格的な動画編集にも使えるソフトのため、少し費用もお高めです。数回のテキスト起こしに使うにはコストパフォーマンスがよいとは言えないので、ご自身の使いなれた音声再生ソフトの利用がよいかと思われますが、ここでは私の体験としてプレミアプロを使った文字起こしの方法について書いていきます。
まずはソフトの機能を使って自動変換
プレミアプロには音声を自動で文字起こしする機能が標準装備されているので、それを利用して叩き台になるテキストデータを作成します。
下の画像は、作業中画面のキャプチャを適宜加工したものです。(緑の帯が音声データ。薄緑の波模様が発話等の音が入っている部分です。)
左上のウインドウに、文字起こしされたテキストが表示されます。
音声が明瞭であればこの時点でほぼ作業は終了なのですが、不明瞭な場合や複数人でのざわざわとした場での会話の場合は正確に文字起こしされないので、手動で手直ししていきます。
(人が喋っているときに遮って話始める癖のある方が相手だと手動での修正が必須です。)
プレミアプロには人の声以外の雑音(ノイズ)を抑える機能がついているので、初めにかけておくと後の作業がはかどります。
音声を聞きながら、間違っている箇所を手直し
ここからはとても地道な作業です。
実際に自分の耳で音声を聞きながら、別の言葉として認識されている部分を直したり、うまく音を拾えずにテキスト化されていない箇所を足したりします。話者1,話者2,…のようにしゃべっている人間もプレミアプロが自動で判断してくれますが、話者が誤って認識されている場合はこれも修正します。
実際にやってみると、なかなか忍耐力のいる作業です。
誤魔化しや嘘ともとれるような相手方の言い分、子どもに向けられる恫喝的、侮辱的な言動を聞いているとだんだんと疲弊してきてしまいますが、心を無にしてひたすらテキストを打ち込んでいきます。
最後に、仕上がったテキストデータを書き出して、Wordなどで体裁を整えてPDFで保存すれば完成です。
iPhoneで録音すると位置情報も保存できます
なお、iPhoneの録音アプリを使用するとタイムスタンプにくわえて位置情報も保存できるのでよりデータ管理がしやすいと思います。
(ご厚意で周りの方から提供してもらった音声データも位置情報がついていたのは助かりました。)
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