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note入社3ヶ月、PMのリアルと現在地

11月にnote株式会社に入社してから、あっという間に3ヶ月が経ちました

「この記事を書いてからもう3ヶ月経ったのか」と感じる一方で、「えっ、まだ3ヶ月しか経ってないんだっけ?」とも感じることもあります。

もう3ヶ月、まだ3ヶ月。入社直後から密度の濃い日々を過ごすことができているのは間違いありません。

この記事では、3ヶ月の間にやってきたことや、いま感じていることなど、いまだからこそ書けることを中心に振り返ってみます。

入社即リモートワーク、3ヶ月での出勤回数は3回

昨年の夏頃転職活動をはじめ、noteに出会い、あっという間にnoteへの転職が決まりました。

これまでのキャリアでも、海外など遠方にいるメンバーとSlackやZoomを使ってコミュニケーションすることは多かったため、フルリモートでの面接やオンボーディングへの違和感はなかったものの、入社して、物理的に顔を合わせる機会がないまま仕事をするのは初めての経験。

もうちょっと出社する機会があると思っていたのですが、こんなご時世ということもあり、入社してからオフィスに行ったのは3回だけ。
最初だけ出社してもらって一緒にランチに行ったり、海外であっても出張に赴いて数週間一緒に働いて、コーヒーを飲みながら雑談して…ということを意識的にやっていたのですが、それが全くできないまま信頼関係を築いていくことには、少なからず不安でした。

オンボーディングとローンチプランに助けられた入社直後

そんな不安も束の間、あっという間にプロジェクトへのアサインが決まり、それからいままでずっと駆け抜け続けている状況です。

息を切らさずに3ヶ月間過ごすことができているのは、フルリモート勤務前提でつくられたオンボーディングと、noteの1人目PjMで、いまの僕の上長にあたる山田さんがつくったローンチプランのおかげです。

詳しい説明はそれぞれの記事に委ねますが、Welcomeランチ・MVV共有会・他チームの方々との1on1・noteのカルチャーを理解するためのWiki、すべてがいまに繋がっている実感があります。

人を知っていればコミュニケーションのハードルは下がるし、カルチャーが理解できていれば前提のすり合わせに掛かるコストが下がる。
上長とは、物理的には1回しか顔を合わせられてないし、他のメンバーの大半は1度ちょこっと挨拶しただけ、もしくは画面を通してしか話せていないけれど、いまのところ特にやきもきすることも、困ることもなく仕事させてもらえています。

▼オンボーディングについての記事はこちら

▼ローンチプランについての記事はこちら

入社してから3ヶ月間でやったこと/これからやりたいこと

リリース前のものが多く、具体的なプロジェクト名が書けないのがもどかしいのですが、noteのPM(もといPjM)は、note.comに関わる中〜大規模のプロジェクトを前に進める仕事をしています。
僕がこの3ヶ月でやってきたのは主にこの2つ。

■中〜大規模のプロジェクトマネジメント
noteをより便利に使っていただくための機能・より安心安全に使っていただくための機能開発に関わる進行サポートや、リリース後を見据えた社内各チームとの連携の旗振り役的なことをやっています。

具体的に書くとこんな感じ。
・なぜこの機能をつくるか?を明確にする
・要件定義のために社内各所にヒアリング
・要件定義
・ロードマップ作成
・プロダクトオーナー(CEO加藤さん・CXO深津さん)との合意形成
・進捗管理・定例MTG実施など、プロジェクト進行サポート
・クリエイターとのコミュニケーション方法、内容検討 w/PR・ディレクター
・リリース後を想定したCS連携用ドキュメント作成
・社内外とのステークホルダーとのコミュニケーション

プロジェクトによっては、プロジェクトマネジメントだけでなく、プロダクトマネジメント領域の業務も担うこともあります。
僕自身プロダクトマネジメント経験はなく、今後やりたいことを実現するためにはプロダクトマネジメント的な考え方も身に着けないと、と感じているところです。

■社内に数多あるプロジェクトの一覧化・可視化
進行中のものから、何らかの理由があって止まっているプロジェクトまで、note社内には、「この規模でこんなにプロジェクト走ってるの?」と驚くほどの、数多のプロジェクトが存在します。

入社前は「noteって完成されているプロダクトなのかな」というイメージを持っていたのですが全然そんなことはなくて、やらなければならないこと・やるべきこと・やりたいことが、日々無限に湧き出てきます。
開発のスピードを落とさず、ユーザーのみなさんへの価値を届け続けるために、プロジェクトを一覧化して、ロードマップを引いて、プロダクトオーナーが素早く優先度を判断するためのサポートを行っています。

この記事を書いているタイミングでは、ちょうど社内にある進行中プロジェクト・直近でやるべきプロジェクトを整理しきったところ。
今後は、途中で止まってしまっているプロジェクトや、日々社内のいろいろなところから出てくる「やりたいこと」をストックしていって、いま見えているところよりも少し先の未来が見通しやすくなるように、そしてPMチームの誰かが社内を駆けずり回って状況把握しなくてよくなるように仕組み化をがんばりたいなと思っています。

入社から3ヶ月経って感じていること

事業開発チームの佐々木さんの記事には、「noteは通常の体感時間6倍速」と書かれており、社内でも「時間の進み方がおかしい…!?」という話が出たりしています。

僕はいま入社3ヶ月なので、6倍とすると18ヶ月…?
いや、そこまではいかないですが、体感4倍速くらいはあるんじゃないかという実感はあります。(え、もっと頑張って6倍速になるように仕事しろって…?)

以下、佐々木さんの記事からそのまま引用しています。
本当に書かれているとおりで、スピードがものすごく速いです。

・ミッションが明確で、意思決定速度が2倍
・SlackなどやGoogleドキュメントなどのテクノロジー活用で、情報流通速度が2倍
・社員全員クリエイター型の手を動かす文化で、アウトプット速度が2倍

僕はこれまで、受託開発でのWebやアプリの開発と、超巨大グローバル企業のプロダクトの一部の開発しか担当したことがないのですが、その時と比べると2倍どころではなく、3倍くらいのスピードがあるように感じます。

上記に加えて、カルチャーが浸透していることで、チームのベクトルをあわせたり、コミュニケーションスタイルをあわせたり、合意形成をしたりするコストがグッと下がっていることを日々実感しています。

余談ですが、先日加藤さん・深津さんと行った要件ディスカッションも、想定の3倍くらいのスピードで終わりました。
受託開発の要件定義をしていたときの思考のクセが抜けず、追加調査が必要かもだし、もうちょっと時間掛かるだろう…と思っていたので、1時間のMTGで要件がまとまった時は、1人呆気にとられてしまいました。というのはここだけの話。

▼体感時間6倍速についての記事はこちら

さいごに

冒頭の転職ポストにも書いている、僕がnoteへの入社を決めた以下3点が揃っている環境で、本気でクリエイターのことを考えているメンバーと一緒にプロダクト作りができています。

・社員のみなさんの会社愛・プロダクト愛が強い
・ミッションドリブン・カルチャードリブンである
・超がつくほどオープンな社風である

noteでの仕事のしかたにはだいぶ慣れてきたものの、まだまだ足りていないことや、考え方を変えていかなければと思うこともたくさんあるし、できることも増やさないとなと感じています。適度にチャレンジがあるというのも大切なこと。

個人的にも、プロダクトも、組織的にもまだまだだなぁと感じることは多いですが、それを楽しめている実感があります。

「転職して、仕事どう?」と聞かれたら、かぶせ気味に「超楽しいよ!」と言えるので、本気で楽しめてるんだと思います。
自分の仕事を楽しいと言えるの、控えめに言っても最高じゃないですか?

楽しいを維持して、もっと広げていけるように、次の3ヶ月もがんばっていきます。

P.S. PMはもちろん、全方位で採用がんばっているので、興味ある人は募集職種覗いてってください!


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