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カンボジアの年越し

プノンペンでの年越し。
去年は家族がカンボジアに来て、31日の深夜便で帰ったから特に年越しを祝うことはなかった。今回は在住の友達とプノンペンの中心部へ行ってみた。

日本の正月は、寒くて、しーんとしているイメージ。カンボジアは違った。
暑くて賑やか。手で持てる大きいロケット花火をみんな街中で振り回し、お祭り騒ぎで遊んでいる。ライブ会場も敷かれていて、あちこちでカウントダウンライブがやっている。しかも入場無料。
中心部は人、人、人。車とバイクは立ち往生にしている。
ちっちゃい子もいれば、ヨレヨレのおばあちゃんもいる。だけど街全体が熱気で満ちていて、僕的には「正月だな〜」って雰囲気は一切なかった。(笑)

カウントダウンは川沿いのスペースへ行ってみた。川の上で花火が上がると聞いていて、真夏のカウントダウンも悪くないなと思って。
しかし、さすが東南アジア・カンボジア。
カウントダウンの手前、23時58分ぐらいから、あちこちで手持ちのロケット花火が発射される。上に向ければ安全だけど、斜め上ぐらいに向けて発射されるのもあって、マジで危ない。頭の上を通過するのもあって、上を見上げると灰が目に入ってしまうレベル。大きな花火の音でなくて、手持ち花火の量とその音と灰で、わからんこっちゃ状態になっていると、気づいたら年を越していた。あれ?カウントダウンは?
すると、至近距離からの大きな花火が上がる。これは手持ち花火じゃないから、もっと音も大きいし、灰がやばい。

日本だと絶対NGになりそうな、ぶっ飛んでいる年越しはカンボジアにはあった。空には綺麗な花火。地面には異常なほどのゴミ。人々は楽しそうな表情。カオスな世界ではあるけれど、人間味があって、熱気があって、まあいっかーという気持ちです。

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