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自分らしく生きるために必要な基礎力って何だろう?

こんにちは。
元大手進学塾トップクラス担当講師で、現在はニュージーランド在住の受験&国際教育コンサルタントのTakuです。

先日あるフォロワーの方から、
こんなコメントを頂きました。

やりたいことをやるにしても、全く基礎学力がないと、なかなか到達できないと思うので最低限つけた方が良い、家でできる学習を教えていただけたら、嬉しいです。

こんな親御さんを持ったお子さんは、
さぞ幸せだろうなと思いながら拝見しました。

そしてなるほど確かに好きなことをするにしても、
基礎力は必要だなと改めて思ったので、
今日はその回答を兼ねながら考えてみたいと思います。


スタートは好奇心

自分らしく生きていくために一番大切なこと。
それは好奇心を持ち続けることです。

こんなに変化が早い時代で生き抜くには、
常に新しいスキルを磨く必要がありますが、
そのためにも好奇心は必須でしょう。

好奇心は学びのエネルギーそのもので、
もっと知りたいという思いこそが、
自分の情熱や才能を高める燃料です。

どんなに好きなことがあったとしても、
好奇心が乏しければ才能は伸びませんし、
学び続けることも難しいでしょう。

子どもの好奇心を高めるためには、
彼らが興味を持つものを否定せず、
受け止めてあげることが大切です。

親から見るとあまり好ましくなく物でも、
まずはどんな物なのか興味を示して、
内容を聞いてあげるようにしたいものです。

目指すは自習力

好奇心を高めながら目指すべきは、
子供が自分で学ぶことができる「自習力」です。

現代の学び方は親世代とは、
大きく変わっていることを自覚しましょう。

かつては何かを学ぼうとしたら、
教室に通ったり本を読んだりがメインでしたよね。

でも今の子供たちの学びは基本、
ネットと動画がメインになっています。

相変わらずYoutubeを敬遠している人がいますが、
Youtubeは文字通り無料で学べる、
最高の教室の一つと言えます。

こんなコンテンツがどうして無料??と思える、
良質でレベルの高い内容の動画が、
びっくりするほど沢山見つかります。

また有料のコンテンツまで加えれば、
今オンラインで学べないことなんて、
ないんじゃないかと思えるほどです。

実際に海外ではYoutubeが学校の学習にも、
積極的に利用されています。

次々とアップデートされている情報を、
本で追いかけていては間に合いません。
(本の情報は半年以上昔のものがメイン)

そんな時毎日のようにアップされる動画や、
オンラインコンテンツを活用して、
最新情報を学ぶスキルはとても大切です。

語学力(特に英語)

そしてこうしたオンラインコンテンツで、
自習していく上でぜひ身につけさせたいのが、
英語力(まずはリーディング&リスニング)です。

下記の記事でも明らかですが、
英語が使えると言うだけで、
利用できるコンテンツの量は10倍以上に!

全世界のインターネット利用人口(2020年3月31日時点・推定) 54億7,306万人

1. 英語 11億8,645万人(25.9%)
2. 中国語 8億8,845万人(19.4%)
3. スペイン語 3億6,368万人(7.9%)
4. アラビア語 2億3,742万人(5.2%)
5. インドネシア語・マレー語 1億9,803万人(4.3%)
6. ポルトガル語 1億7,175万人(3.7%)
7. フランス語 1億5,173万人(3.3%)
8. 日本語 1億1,863万人(2.6%)
9. ロシア語 1億1,635万人(2.5%)
10. ドイツ語 9,253万人(2.0%)
上記10言語計 35億2,503万人(76.9%)

(2020年3月31日時点・括弧内は全ネット人口に対する割合)

https://japan.wipgroup.com/media/language-population

また日本語のコンテンツは原則、
日本人が作成しているものですが、
英語コンテンツは世界中の人が作成しています。

そう言う意味で内容も多様でバラエティーに富み、
様々な角度から様々な分野が学べるメリットがあります。

更に英語コンテンツは世界中から受講者が集まるので、
様々なネットワークが国境を超えて気づけることも、
大きなメリットと言えるでしょう。

その意味でもこれからの時代、
英語力は「基礎学力」と言っていいと思います。

論理的思考力

また学びを深めていく上で必要なスキルに、
ロジカルシンキングスキル(論理的思考力)があります。

ロジカルシンキングと聞くと、
何だか難しく感じるかもしれません。

でも実はとてもシンプルな話で、
要はちゃんと理由をつけて考えたり、
説明したりできるスキルに過ぎません。

例えばある問題が出てきた時に、
どうしてその問題が起こってきて、
どう言う理由でどんな対策をすればいいか。

それを考えられるようになれる力が、
ロジカルシンキングと考えればいいでしょう。

この力はちょっとした親の心がけで、
普段から無理なく伸ばすことができます。

それは子どもに対して指示したり答えを示す前に、
「なぜ?」と問いかける癖をつけることです。

誰でも簡単にできることなので、
ぜひ心掛けてみてくださいね。

ちなみに算数や数学はまさに、
このロジカルシンキングスキルを、
育てることが目的の学問です。

だからこそ算数を学ばせるときは、
解法を教えて暗記させると言う方法は、
厳に慎むことをお勧めします。

そうでないと算数や数学を学ぶ意味が、
全くなくなってしまいますから!

逆にどうしてそう言う答えになるか、
親子でうんうん考えるようにすると、
ロジカルシンキングはどんどん伸びますよ!

まとめ

さて、いかがだったでしょうか。

ちょっと駆け足で説明してきたので、
言葉足らずのところもあったかもしれません。

ただこれからは世界中に存在している、
有意義なコンテンツを使って最新のスキルを、
自分で学べるスキルがとても大切です。

今後は大学までの間に学んだスキルで、
一生やっていくのは難しくなります。

常にリスキリングできるためにも、
ゆっくりと好奇心を育ててながら、
語学力・論理的思考力などを伸ばしていきたいですね。

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