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表現は世界を狭める?

表現すると、限定的になる。
表現しないと、伝わらない。

そんなジレンマが生じた。

彼女に「私を表現する絵を描いて!」と言われたので、やってみようとしたものの…
上記のジレンマが生まれた。笑

例えば、「優しいところが好き」と言葉で表すと、陳腐に聞こえかねない。
もっと奥行きや背景があるにも関わらず、言葉にすると浅くなる。

感性と言語の世界は相容れない。
「嬉しい」という言葉1つとっても千差万別。

だからと言って、人と関わる上でしばしば言葉を用いたコミュニケーションは必要不可欠。
そして、その言葉によってコミュニケーションエラーが起こる。仕事や人間関係で誰もが通る道だと思う。
コミュニケーションエラーが原因で時に悩み、時に悲しみ、時に喧嘩をする。

本音(感性)の世界と、建前(言語)の世界。
本物(感性)の世界と、嘘(言語)の世界。

いつの間にか本音を隠すようになる人は多いのでないだろうか?
いつの間にか本物の自分を隠すようになる人は多いのではないだろうか?

建前ばかり。嘘ばかり。
時にそれは人を傷つけない優しさになるかもしれない。
でも同時に、それは自分を傷つける苦しさに繋がるかもしれない。

完全な独り言になるが、言葉にして表現することと同時に、絵にして表現したいと思ったのは、どうしようもなくズレの生じる感性を少しでも在りのまま表現したかったからかもしれない。
表現の方向性を増やすことで、見えない部分の感性を鮮明に表現したかったからかもしれない。

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