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24.人生とは山登りだ

ライター兼Webデザイナーをしている「たく」です!

最近、ライティング業に集中しているのですが、コロナ禍ということもあってアウトドア需要は高めです。
ちなみに、株式銘柄でも「アウトドア関連の企業の株価」は調子がいい傾向。

そんなこともあって、最近は山登り特集やキャンプ系の記事を執筆することが多いです。
そんななかで、1つ思い出した「トレッキングエピソード」を紹介します。

◆1.栃木県日光市の半月山へトレッキング!◆

イタリア大使館を過ぎて、「半月山展望台」へと車を走らせる道中の県道250号からの風景

半月山は、日光市中宮祠のイタリア大使館を抜けて県道250号を進んだ先にある小高い山。周囲には男体山や戦場ヶ原があり、眼下には中禅寺湖が広がるというロケーションです。

半月山展望台に向かう県道250号の道中

途中、にはこんな至近距離でおサルさん笑
さすが、日光猿軍団。関係ないけど。

◆2.目的地の「半月山展望台」へ到着!◆

半月山から見下ろした「半月山展望台」

そして、目的地である「半月山展望台」に到着。半月山展望台を上から見下ろすと↑こんな感じ。

ちなみに、半月山の標高は1,753mとやや高めですが、実際はポツンとそびえる小高い山。奥日光自体の標高が高いので標高も高めです。展望台からは男体山とは逆方向の、東京方面の景色を楽しむことができます。

実際には、永遠に山が広がっているだけの、やや味気のない退屈する風景。でも秋だったのでキレーでした^^
こんな感じ。↓

半月山展望台からの風景(茨城・東京方面)

ややピークの見頃は過ぎてましたが、まだまだ紅葉がきれいな時期だったのでどこを見てもサイコーでした。平日ということもあり、人も少ないし天気はいいし。大満足だったのを覚えています。

◆3.半月山展望台で「運命の出会い」◆

半月山展望台の手すりに鎮座する先客(笑)

そして、きれいだな〜と風景を楽しんでいると、予想外の出会いが。。!

コイツは。。よく温泉街のテキ屋とかで見かけるガー子ちゃんでは。。?(笑)
なぜか、特等席にしっかりと接着剤で鎮座してました。毎日、なんとまぁ、いい景色を見ているのでしょう。羨ましいです。。。うらやま。。?なんか、向こうのほうに、裏山があるぞ!?

そう。実は、このガー子の後ろに見える山こそ、今回の舞台「半月山」だったのです。

確か、このときの目的地は、ここ「半月山展望台」であって、半月山ではなかったんですよ。確か!
半月山展望台に到着して、きれいな景色を見終えて、「さて、飯でも食いに行くか!」っていうのが当初のプランでした。

でもまさかの、ガー子ちゃんとの出会いから、半月山との出会いに。

◆4.予想外の出会いから予定以外の「半月山」登山へ!◆

半月山

ガー子ちゃんとの予想外の出会いを果たし、半月山に近づくと、、、なんと「登山口」?的なところがあるではありませんか。
よく調べてみると、どうやらこの半月山。登山ができるみたいなんです。

当初の計画にはなかったので、当然テキトーな服装で来ています。
しかし、登れる。そして、このときなぜか、無性に「登ってみたい!!」という気持ちに駆られたのです。

なので、、、気がついたときには登り始めてました(笑)

◆5.上る!下りる!の押し問答◆

意気揚々と登ってはみたものの、なかなかの急登を強いられました(笑)
どのくらい上るのかも、頂上までどのくらいあるのかも、特に案内板もなく。30分くらいは歩いたと思います。

でも紅葉がきれいだったので、足は軽快に上へと進んでいきます。途中、老夫婦を追い抜き、「こんにちは〜^^ いい天気ですねぇ〜 頂上でお待ちしてますよぉ〜」なんて言葉を交わして、行き当たりばったり旅の醍醐味を満喫してました。

ただ、それにしても、全然、先が見えてこなかったんです。
「15分くらいで到着するだろ!」的な、根拠のない自信から登り始めたものの、当初の自信に陰りが見えはじめたころでもありました。
見通しがまったく立たないと、長く感じるあの現象ですね。

もう少し歩みを進めると。木製ベンチが登場。ちょうどお昼時ということもあって、お腹も空いてたし、疲れたので休憩。そして、、、休憩をお終えて立ち上がってはじまったのが、「戻ろう!進もう!」の口喧嘩!笑
僕たちはこのとき、お腹が空いてたんです。そして、疲れていた。

このまま進んでゴールしたい!ゴールした先の景色を見てみたい!と言いう願望と、どこまで続くかわからない不安の狭間で揺れ動いていたのです。。。

◆6.本当の運命の出会い◆

ピーピー・ワーワー2人で喧嘩していると、先ほどの老夫婦が追いついてきたのです。

おじいちゃん:「どうか、されましたか^^?」
ぼく:「いやぁ〜、なかなか、長い道のりですね。」
   「長いし、疲れたので、引き返そうかと話し合っていました。」
おばあちゃん:「まぁ。せっかくここまで来たなら、あと少しよ?」
彼女:「お腹も空いたし、もともと登る予定じゃなかったんですよ^^」
おじいちゃん:「たわけ!小童が!!!人生も山登りも一緒じゃよ。あと一歩、頑張るか頑張らないかで、見える景色がまったく違う。今は藪の中じゃども、頂上に着いたら、それは見事な景色が広がっておる!!
おばあちゃん:「もう少しだから、頑張りなさい!」
       「私たちは、歩くのが遅いけど、確実に前には進んでいるのよ。」
       「先で待っているからね。頑張るんだよ!」

そう言い残して、老夫婦は去っていったのです。

ぼくたちは、その言葉に奮起されて、あと一歩頑張ってみることに!
そして、歩みを進めること、15分くらい(笑)歩きはじめたら、案外、近かったんですよ^^

そして、ようやく「半月山」を登頂することに成功したのでした!

◆7.「半月山」登頂!◆

半月山山頂から見た中禅寺湖

そして、あのおじいちゃんとおばあちゃんのおかげで、そして、あと一歩頑張ったおかげで、藪の中から脱出!
こんなにも美しい景色に出会うことができたのでした。

でも、ぼくは実際、今回の出会いで1番大きかったのは、おじいちゃんから贈ってもらったあの言葉でした。
「人生と山登りは一緒。あと一歩、頑張るか頑張らないかで、見える景色がまったく違う。」という言葉。

そして、あの老夫婦と山頂で無事に再会。
おじいちゃん:「おぉ。ついたか。どうじゃ?きれいじゃろ?」
ぼく:「はい!こんな景色が広がっているとは。。感動です!」
おばあちゃん:「遅くても、つまづいても、進むことが大事なのよ^^」
彼女:「あのとき、アドバイスを頂けなかったらこの景色とも出会えていませんでした。本当にありがとうございます!」

こうして、半月山での奇跡の出会いを果たして、今回の旅を終えたのでした。。

◆8.その後◆

半月山での運命の出会いから、2〜3年後。
一緒に半月山に登った彼女とも無事に結婚。結婚式の最後の挨拶でも、しっかりと今回のエピソードをお伝えさせていただきました!

「人生と山登りは同じ。。。」そんな言葉を贈ってくれた、半月山で出会った仲睦まじい老夫婦のように、2人仲良く手を取り合いながら、人生というなの山を登っていこうと思います^^


◆今日の言霊◆

今回はスペシャル版!
いつもは歴史上の偉人たちが残した珠玉の名言(僕が好きな言葉)をご紹介していますが、半月山で出会った、あのおじいちゃんの言葉を紹介!

【 本日の言霊 】...No.23

人生と山登りは一緒。あと一歩、頑張るか頑張らないかで、見える景色がまったく違う
          
半月山で出会ったおじいちゃん      

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