引越しの準備をする

引越しの準備が進んでいる。というか、もうほとんど終わった。
明日の引越しに備え、ここ数日、片付けを進めてきた。
忙しさの中に、妻と二人協力しながら準備を進める穏やかな時間を感じている。私ができていないところを、先回りしてやってくれたりしていて、ありがたい限りだ。
友人や同僚と過ごす時間も楽しい。けれど、妻と過ごす時間は温もりがあって格別の楽しさがある。それに、私自身を受け止めてもらい、私自身の考えや行動を見直させてくれる。
思えば今まで迷惑をかけてばかりだ。今もそうだし、これからもそうだろう。せめて一緒にいて不快に思われないように、これからも言動には気をつけていきたいと思う。

片付けは難儀だが、断捨離が進む。人生の様々な場面で立ち止まって時に方向転換をすることで、要不要の判断をしていくことが重要だと思った。
ある意味で、これは薄情な考えかもしれないとも思うが、私は人生においても取捨選択をしていきたい。
全てを大事に抱え込もうとすると、本当に大事なものや大切にしていきたいものが見えなくなるかもしれない。時に雑多なものを放り去っていくことが、見通しをよくしてくれると思う。(ただし、捨て去った雑多なものの中に大事なものがあるという可能性も忘れてはいけないし、忘れないようにしたいとも思っている)

友人から、縁の大切さや、全てのことが自分にいずれ返ってくるということを教えてもらった。「大切なもの」が何かを探そうとすることも、「その他の雑多なもの」を切り捨てる排他的な行為だということに気付かされたし、友人と話していると、とことん自分が排他的な人間だということにも気付かされた。

いつでも何でもウェルカム、という幅広い心を持ちたいと思う。けれど折々にそれがどのように自分や周りに影響を及ぼしたか、という省察をしていきたいと思う。
それでも、例えば、自分が「ある本を選ぶ」という行為は「その他の本を選ばなかった」ということなのだという自覚は持ち続けたい(『読んでいない本について堂々と語る方法』に影響)。

妻と二人で大阪を楽しむとともに、色々なコミュニティに属して輪を広げていきたいと思う。

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