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第2節 V・ファーレン長崎vsギラヴァンツ北九州 マッチレビュー(前編)

こんばんは!
久しぶりにこの時が来ました!
Jリーグ再開幕と言う事でリモートではありますがJリーグが私たちの日常に戻ってきました!👏

土曜に行われたバトルオブ九州「V・ファーレン長崎vsギラヴァンツ北九州」のゲームのマッチレビューをお届けいたします!
久々にレビュー書くので上手くお伝えする事ができるか心配ですが優しい目で見てください😁 

とりあえず結果は長崎の2-1勝利!👏ヴィヴィほー!
スタッツは長崎シュート14本、北九州7本
コーナーキック長崎5本、北九州8本、フリーキックはお互いに10本。
最終的なボール支配率は長崎46%、北九州54%

両チーム スターティングメンバー

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ホームの長崎は開幕戦の栃木戦と同様3-4-2-1のフォーメーションです。
ご覧のメンバーです。長崎の発表では4-4-2の様でしたがやはり3-4-2-1できました。
北九州は4-4-2。開幕戦の福岡戦を見てないので何とも言えませんが、福岡戦から6人メンバーを入れ替えました。
北九州はボールを大事に保持する印象があり、試合前の僕の予想では保持する北九州に対して長崎がどんなアクションを見せるのかと言う構図でした。

(前半)準備してきた長崎の守備

長崎の1つ目の守備は前半2分30秒過ぎ、北九州の保持に対して前線3人で守備。

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大袈裟に言うと5-2-3の様な守備陣形を組み、北九州のCBに対しては名倉と澤田の両シャドーがチェック。富樫は北九州のVOをケアしながら守備。
富樫は北九州がGKまでバックパスしたらGo!周りも前進して守備。
後ろは5バックでボールサイドはスライドして埋めるような形をとりました。
名倉・澤田の外切りから中に入ってきた縦パスを奪うのが狙いですね!

と言う感じの守備が2分30秒過ぎにありました。
この様な守備の形が何度も見られたのでこの形は長崎が北九州に対して準備してきた形だったんではないでしょうか。

前半は特にネガティブトランジション(攻撃→守備)は素晴らしい部分があったと思います。
長崎の場合、特に後ろはプレスに対して人を捕まえて埋めていく守備をしていたのでフレイレなんかが引っ張られた時の背後が空いてしまうシーンも多々ありました。
リーグも久々に再開したと言う部分も考慮したくはなりますが、修正は絶対的に必要になってきますね。
逆に言えば修正点が明確なのも狙いとするものがあるからだと思います!👍

(前半)北九州の守備と長崎の攻撃

長崎は明らかに狙っている様な形がゲーム中何度も見受けられました。
それは、澤田&名倉のチャンネルラン(相手のSBとCBの間)です。
試合を通して長崎のアクションは主に左サイドからだったので、とくに澤田の動きに多く見られました!

北九州の守備は積極的に前から奪いにきました。
・2トップの池元・鈴木が縦関係になって2ラインを構成。
・どちらか1人は必ず長崎VOの監視役。
・両SBは長崎WBまで出る。
・長崎3バックの両脇に対してはSHがチェック

長崎がゆっくりボールを保持した感じはほとんどありませんでした。
北九州のプレスに応じて長崎の攻撃のテンポが決まった感はありました。
※前半5分からリードされた事も影響(北九州側)

長崎の最初のチャンスシーンは前半3分20秒。

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角さんからボールスタートして北九州も前からプレスをかけます。
北九州の両SHの位置を見てわかる様に中を固める北九州に対して長崎は外からの侵入をはかります。
二見→亀川と繋いでVO秋野を経由。秋野にボールが渡る頃には澤田がチャンネルラン。澤田が背後を奪って中で数的優位を作る。が一連の攻撃の流れです。(詳しくはDAZN見逃し配信で)
惜しくも澤田のクロスは北九州のCB村松の好ディフェンス阻まれるも前からくる北九州に対して良い攻撃の形になりました。

このシーンの他にも澤田のチャンネルランから前進、チャンス演出というシーンがありました。
得点は前半の5分。
ゴールキックからのルーズボールを繋ぎ名倉がドリブルで運んで北九州のSBに対しサイドを上がった毎熊と数的優位の局面を作り出す。
スムーズにいかなかったものの毎熊の股抜きクロスがファーに流れて亀川がゴール。
このゴールシーンではゴール前に富樫・澤田・加藤・亀川の4人が入っていく厚みを見せました!
中でも富樫の囮りになる動き出しはアシストに値する好プレーだったのではないでしょうか。

この日の試合は両WBの毎熊・亀川が高い位置を取り厚みのある攻撃を見せていました。結果、亀川のゴールに繋がったのではないでしょうか。
他にもシュートミスにはなったものの亀川のクロスに毎熊が入っていくシーンもあったりと、前半はそれなりに長崎の思い通りのゲーム運びになったのではないでしょうか。

ちなみに北九州はすぐに修正に取り掛かりました。
チャンネルを抜けていく澤田に対してVOの加藤がチェックする形をとりました。
これによって人に対してマークを明確にする事でゴール前で数的優位を作られない様にしました。(なるべくCBをペナ幅より外に出さない)
ゾーンでやってたのをゾーナミックスに変えた様な感じですかね。
VOがついて行くぶん中盤の残り3人も死に物狂いでスライドしていて、それが機能してからは長崎の攻撃を阻む事が多くなった様に思えます。
と言うかこの辺から北九州ペースになったのかも。

前半での選手交代

北九州は早い時間から選手交代を行いました。
負けはしましたがその選手交代に効果があったのではないでしょうか。
最初の交代は前半40分。CB生駒に変わってMF國分を投入。
元々VOに入っていた川上をCBに下ろして、國分がVOに入りました。

交代の意図は小林監督も試合後のコメントで話していましたが、國分が入る事でボールの動きがスムーズになった感はあった様に思います。
守備面でもプレッシングからミスを誘発させる様なシーンも増え、守備のテンポが上がった様に思えます。
それは間違いなく後ろが安定しているからという事になるでしょう。
ポジションが変わってからでも安定感を見せた川上選手に拍手を送りたいです。

川上選手をCBに置いた事でビルドアップに安定感が出ましたし、國分選手もボールを動かせる選手なのでこの交代に効果があったと思います。
実際に前半のラスト10分は北九州がボールを握っていたし、チャンスもこの10分間で3度程できていました。※長崎が引いた感もあった。

前半戦終了

前半はこんな感じで終了。
前半の前半は長崎の時間が長く続きましたが、時間が経つにつれてピッチ内での解決、選手交代での変化で北九州に流れが行った様に思えました。

特に北九州に関してはボール保持に安定感が出てきたので前半で追いつけなかった事と後半の失点が結果を見た時にもったいない感が出てしまったと思います。

長崎も準備してきた守備の形を表現できていた時はショートカウンターに繋がるシーンもありました。攻撃に関しても配置的優位を利用して上手く攻撃を組み立てる事ができていたし、両WBが高い位置を取る厚みのある攻撃ができていたのではないでしょうか。

次回は後編。
前半と後半では全く違う展開になったゲームの後半戦をお届けしますので後編もぜひ読んでください!





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