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リクルートに根付く"ナレッジ共有"の文化

以前所属していたリクルートでは、毎日の朝会、社内報メール、表彰式など多くの場面で"ナレッジ共有の"文化がありました。どういう「ナレッジ=知識」を全体で共有しているかというと、「なぜその人は新規受注ができたのか?」「なぜ取引金額アップとなる契約をもらえたのか?」「なぜ圧倒的な業績を実現できたのか?」「なぜ生産性高い働き方ができているのか?」ということに関してです。

普通に考えると、ナレッジを発信する側としては、上手く行っている秘訣を話してしまうのは、自分のライバルとなる存在を増やしてしまうことに繋がるので、したくないはず...。

でも、実際ナレッジ共有の文化が根付いてるのは、ナレッジの発信源となった人を称賛する風土があり、またインセンティブを与える制度が整っているからです。リクルートはこういうところが上手い(笑)!

そして、このナレッジ共有の文化は何をもたらすか?

1. 組織全体の業績や生産性の向上
周りは上手く行っている人のノウハウをパクって、レベルアップするわけです!

2. 成功要因を言語化することにより、再現性を高める
「感覚とノリと流れで上手く行っちゃった〜」みたいなことがありますが、客観的に振り返って、何がどう良くて最終的な結果となったのかを言語化するすることで、それを自らの中で成功を作り出すノウハウとして蓄積することで、再び成功を導くことに繋がる、と思うんです。

一般的に、失敗した時はしっかりと原因を分析をして対策を考える。成功した時って基本、振り返らないですけど、成功した時の振り返りも再現性を高めるため大事なことですね。

3. 人のジェラシーを高める(笑)

これも大いにあったのでは今では思います。営業マンって元々負けず嫌いな人種ですから、これも良い意味でそれぞれのジェラシーを刺激していたなと感じます。

総じて、やっぱりこういう文化醸成、仕組み作りをするリクルートはすごい会社でした。改めて感謝です。


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