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B1第3節三遠-アルバルク。三遠の反発力、吉井の存在感。

B1第3節10/19(土)20 (日)、アルバルクは敵地豊橋市総合体育館で三遠ネオフェニックスと対戦しました。 
結果は第1ゲームは守り合いの上66-59でアルバルクの勝利。第2ゲームは終盤に集中力を見せた三遠に敗れて1勝1敗の痛み分けとなりました。 
2ゲームとも15点差、14点差のビハインドを追いつく三遠の反発力とその中で輝きを見せた元バルク吉井くんの存在感が際立った連戦でした。
そこで見えてきたアルバルクの課題も併せて検証しましょう。

ゲーム雑感

第1ゲーム アルバルク  66-59  三遠

1Q  22-14   2Q  15-14
3Q  11-12   4Q  18-19


第1ゲームはロースコアなゲーム展開です。
しかし、possを見るとアルバルク73.6回に対して三遠75.2回とペースが遅い試合ではなかったようです。つまり得点を許さない守り合いでした。


序盤はアルバルクのディフェンスが三遠のPNRのビッグマンダイブに対するタグが効いて2本のオフェンスファウルを誘発するなどの堅守と、オフェンスではメインデル、小酒部のPNRからの2Pを小刻みに得点します。第2Qには大倉、安藤の3PがPNR経由のキックアウトから決まり、前半を37-28と9点リードしました。


第3Q は小酒部とテーブスの3Pでその差を広げ、残り6分半には58-33とこの日最大の15点差のリードとなります。ところがここから吉井ペイントジャンパーと3Pなどで反攻され8点差まで詰められました。ここから重い展開です。このクォーター残り4分から互いに得点が入らない守り合いでした。特にペイントでの攻防はガチガチの潰し合いです。

ところが第4Qから三遠の反発力が再度発動されます。最終クォーター開始から約3分であっという間にヌワバ、大浦の3Pなどで50-50の同点に追いつかれました。アルバルクは第3Q 残り4分から約7分間、わずか2得点にとどまる停滞ぶりでした。しかし、終盤にロシターのリバウンド、3P、STなどで三遠を突き放して最終スコア66-59で勝利となりました。冷や汗💦


第2ゲーム アルバルク 82-90   三遠


第1Q  18-22   第2Q  33-24
第3Q   21-20  第4Q  24-10


第2ゲームは点の取り合い。スコアリングゲームになりました。possはアルバルクが70.6回、三遠が69.9回と以外にもペースは遅い方です。
両チームのEFG%を見るとアルバルクは54.6%、三遠が58.1%です。シュートがよく決まっています。
(第1ゲームはアルバルク40.4%、三遠44.9%)
つまり昨日のディフェンスの攻防から一転、高確率にシュートを決め合っています。お互い相手のディフェンス対策を講じあった結果といえます。


第1Qは三遠が先行する展開から第2Qアルバルクがついて行きます。小酒部のPICからの連続のステップバック3Pなどで逆転。前半でアルバルクが5点のリードを奪います。


後半第3Q の序盤は完全にアルバルクがペースを掴みます。残り4分18秒にはメインデルの3Pで68-54と最大14点のアドバンテージです。ところがこの日も三遠はカムバックしてきます。残り4分から0-9のランで第3Q は72-66と6点差まで詰められてしまいました。

第4Qに入るとすぐに吉井のORからセカンドチャンスで得点。さらにコーナー3Pで72-71と1点差のクロスゲームに持ち込まれました。
勢いが止まらない三遠は大浦、吉井の3P、ヌワバのダンクなどで残り3分37秒には5点のリードを奪い、残り1分を切ってファウルゲームに出ましたが、アルバルクは最終スコア82-90  で敗れました。


三遠の反発力、吉井の存在感


連戦を通して守り合いではアルバルク、攻めあいでは三遠とお互いのチームの特徴が出た連戦でした。


特に三遠のゲーム終盤での集中力とビハインドを負ってからの反発力の強さに感嘆しました。


三遠は大きくリードを奪われてから短い時間で連続で得点してビハインドを縮めてきます。
その集中力と勢いは三遠の特徴と言って良いのでしょう。


その口火を切るのが第1ゲームの第3Q からの0-14のランの時も、第2ゲームの反撃の時も吉井の得点でした。(たまたまかもしれませんが)


古巣のアルバルクとしては痛い恩返しをいただきました。

三遠には第2ゲームではリバウンドOR14本、TR38本取られてリバウンドで上回られました。(アルバルクOR11本、TR31本)
チームハイ9本のリバウンドをもぎ取ったのは吉井です。ディフェンスではメインデル、テーブスにマッチアップしてスイッチしてロシターやサイズにもついていました。
ファストブレイクでは先頭を走り、コーナーやトップで3Pを沈める。とても厄介な相手になっていました。


2シーズン前の島根戦で吉井くんはビュフォードにコーナーで開けられて3Pを打たされて外していました。帰りの空港で悔しそうにしていた彼を忘れられません。


上手くなりました。


試合後に三遠のチームメイトとアルバルクに勝利して嬉しそうにしている吉井はすっかりチームに溶け込んでチームの中心になっていました。
それを見て若干の寂しさと、それでも吉井くんの成長を喜んでいました。

オフェンス停滞時の打開の方法


さて、アルバルクであります。


流れが悪い時、三遠から連続得点を許している場面でなかなかカムバックできていませんでした。


昨シーズンはカムバックするためにディフェンスをゾーンにしたり、マッチアップに変えたりしてリズムを変えてディフェンスから立ち直る術を試行していました。



今節については第2ゲームの終盤の3分半を切って78-83の5点ビハインドの場面です。そこからオフェンスが停滞していた2分間はタイムアウトも使いたくない場面でした。


なんとかできなかったものだろうか


そういう場面で足が残っているならばDRから走って速い展開にした方が良かったのではないかと、素人としては思ったりしています。時間が迫る中セットオフェンスにこだわらなくてもシンプルにドラッグスクリーン一発とかアーリーオフェンスを見てみたいと、ちょっとだけ、ちょっとだけ、思いました。(控えめに)


今日はFE名古屋とのナイトゲームです。
今日も応援します!

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