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【ゆっくり風刺アニメ】就職氷河期世代とは何だったのか?リアルに語る栄枯盛衰物語【バブル崩壊/非正規派遣】

また、お会いしましたね

こんにちは!ゆっくり社会風刺チャンネルのフーシです。
今回は「就職氷河期世代」の動画について語っていこうかな、と。

こちらの動画は2023年3月26日に公開したもので、ウチのチャンネルでは50,000再生超えと一番のヒット作になっています。
内容は、就職氷河期世代のきめぇ丸がどのような生い立ちで、どのように育ち、どのような社会生活を送ってきたかをリアルに描いたものです。
動画の中では就職氷河期世代のリアルを描くことだけに注力し、政治的な主張はあえて省きました。
それは、こんな世代があったことを、ただ知って欲しかったから。

これは作者の話?

大学卒業までは作者の話で、社会人からは友人や会社等で出会う同世代の人たちの様子を総合した話です。
「なーんだ、当事者じゃないのか」と言われそうですが、これからお話する2つの理由から制作に踏み切りました。

なぜこの動画を作ったのか?

理由は2点です。
・居なかったことにされそうな"怒り"
・いずれ彼らを見捨ててしまうのでは?という"恐怖"

居なかったことにされそうな"怒り"

2023年、岸田政権は「異次元の少子化対策」として若者世代への支援を打ち出しました。
それ自体はとても良いことだと受け止めているのだけど、ちょっと待てと。
世代人口が多く、少子化対策には最も効果的であっただろう氷河期世代がアラフォーを超えて、子作りが難しくなったタイミングでそれをやるのか?と。
なぜ5年、いや10年前にそれができなかったのか?と。
時を戻せるわけがはない、その時はその時の事情があったのは十分承知している。
だが、これではあまりに無慈悲ではないかと。
まるで最初からそんな世代は居なかったかのような扱いに、怒りを感じずにはいられなかったわけですよ。マジで。

いずれ彼らを見捨ててしまうのでは?という"恐怖"

こちらはかなり個人的な感情です。
作者は幸運なことに、厳しい就職戦線を乗り越え、正社員として某社に拾われ結婚し子供を持つに至った身であります。
これまでは、当然ながら不遇にあえぐ同輩を思い、「氷河期世代を救済せよ!」という主張をするタイプでした。
だけどもだけど、歳を重ねて子供が育つにつれ、同時に別の考えもチラチラと浮かぶようになってきました。
「子供達の負担を極力軽くしてやりたいな」と。
Z世代、α世代の彼らはこれから超少子高齢化社会の中で、とてもとても重い負担を背負うことになるでしょう。
もちろん子供達はできる限りの支援をして、助けになるつもりであるけども、限界はある。
いつか
 子供達の未来  と  同輩の救済
を天秤に掛けなければならない時がきたら…私はどちらを選ぶだろうか?
それが怖くて仕方がない。

動画の反響

動画には600を超えるコメントが付きました。感謝。
その多くは「これ、俺の(私の)人生じゃん」という共感のコメントでした。
意外だったのは、世の中を恨み辛みをぶつけるようなコメントが少なかったこと。(正直、もっと荒れるかと思ってた)
しかし、勘違いしてはいけないのは、彼らは現状に満足しているわけではなく、既に諦めているからだということ。

彼らの心境を勝手ながら代弁するなら、こんな感じだろう

自己責任の呪縛

コメントの中には氷河期世代を自己責任と断ずるものもあった。
曰く
・能力のある人は氷河期でも成功している
・20年もの社会人期間で巻き返せなかったのは努力が足りない
etc…
んなこたぁ分かってんだよ!!おぉん??

そういうことではないんだ。
「頑張っても報われない」

そんな体験は誰しもあることだろう。
大概は若き日の苦い思い出として教訓になり、その後の人生の糧になるだろう。
だが、それが人生で一番重要ともいえる新卒就活のタイミングで起きてしまったら?
狂う。割と、マジで。
故に引きこもる。
または、辛うじて手に入れた派遣社員の席すら手放すのが怖くなり、思い切った転職なんてできなくなる。

彼らの苦難は自業自得であったのか?
不運か?それとも人災か?

光はまだ…見えない。

それでは次回のnoteでお会いしましょう

こんな感じの思いをつらつらと語っていきます。
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