Skylakeマシンを更に電圧下げなどで詰めてみた

電圧を下げてより省電力PCを目指す

こちらの続き。https://twitter.com/taktstock/status/1689457239218851840にツリーで載せてありますが更に電圧等々絞ってみました。構成は以下の通り。なお電源は一旦効率に劣るCX450M(2016)に戻しています。

PC構成

  • Case Fan DEEPCOOL FK120

  • M/B GIGABYTE GA-B150M-D3H (rev. 1.0)

  • CPU intel Core i5-6600

  • CPU Cooler Shuriken Rev.B (手裏剣リビジョンB)

  • Memory Crucial DDR4 2666 16GB x1(2133MHz駆動)

  • SSD SATA SanDisk SSD Extreme PRO 240GB

  • PSU Corsair CX450M(2016)

計測機器(ワットチェッカー )

  • 計測技術研究所 2000MS1(TAP-TST5同等品)

ThrottleStop VCore offset -0.1709V

ThrottleStopでの電圧降下

後にBIOSから電圧下げが出来ると気付いたのですが、当初は手探りでWindows上でThrottleStopを使用してoffset -0.1709VでCore i5-6600の安定動作を確認出来ています。大体1V前後で動作。

この状態では省電力、高パフォーマンス共にアイドル 15W。CPU-Z StressCPU 48〜49W
電圧をかなり落としての安定動作が出来たので、8月の暑い盛りにエアコンで28度と言った環境でもフルロードでもCore i5-6600のCPU温度は50度を超えません。とても扱いやすい。

USBピンヘッダ抜き

この上でケース前面用のUSB2.0とUSB3.0用のピンヘッダを抜くと省電力14W高パフォーマンスでは15W。LANケーブル外しで省電力13W。HDMIケーブル外しは変動なし。

空きスペースにEA-430D GREENを無理やりねじ込みテスト続行
念願の一桁達成!

電源をEA-430D GREENに変更

ここで然程効率が良くないCX450M(2016)からAntec EA-430D GREENへ変更。半端なGOLD電源より余程低負荷時効率に優れるだけあって、一気に省電力14Wから9~10Wへ低減することが出来ました。1桁です! 高パフォーマンスでは10Wですね。

この状態でのLAN抜きは9W安定。HDMI抜きは8~9Wふらふら。

M.2 NVMe SSDを追加

メインストレージのSanDisk Extreme PRO 240GBは小容量につきM.2のSSDを追加してみましたが、Intel 660p 1TBMonster Storage MS950G75PCIe4-02TB 2TB共にアイドルでは9~10Wと大差ないのでメインストレージとして使わないM.2 NVMe SSDの消費電力は非常に低いようです。660pが若干10W寄りのふらつきに見えます。

ケースファンを止める

上記NVMe SSDは再度外しています。
電圧降下でCPU温度が然程上がらなくなったことから、ケースファンのDEEPCOOL FK120をCPU温度60度以下では回らないように設定(事実上夏場でも不動)したところ、LAN・HDMI有効で9W安定。

ASRock Phantom Gaming Radeon RX 570 4GB追加

Monster Storage MS950G75PCIe4-02TB 2TBを再び搭載し、未搭載時のアイドル時9~10Wに対し23〜24W。B150マザーがPCIe 3.0 x16な事から14W程しかアイドル時の消費電力が増えていませんね。

これがCore i3-13100F+B660マザーのPCIe 5.0 x16だとビデオカード未搭載で13Wから38W23Wも増えてしまうのですが…(電源は玄人志向 KRPW-SX400W/90+)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?