[感想]成長を支援するということ――深いつながりを築き、「ありたい姿」から変化を生むコーチングの原則
普段は読書感想文は書かないのですが、Scrum@Scaleという研修でお世話になった講師(和田圭介さん)が、監訳者として関わったとのことでオススメされたので感想を残しておきます。
感想
コーチングも少し学んでいる最中なので、とても面白くそして学びのある本でした。
コーチングに興味のある人は読んでみると良いと思います。
それぞれの章でポイントもまとめられているので、すごく読みやすかったです。
記憶に残ったあれこれ
ここからはキーワード的に私が気に入った箇所を抜粋していきます。
(本の要約になりすぎないように一応注意してます)
コーチングには誘導型 or 思いやり型の2種類がある
なんとなく理解はしていたものの、ちゃんと言語化されると一気に解像度が上がりました。
コーチングの本質
私なりの解釈で抜粋しまとめたものです。
変化、学び、成長、希望を生み出す手助けをする
一番重要で意義のある物事を明らかにする(問いを投げかける)
広げて、つくりあげる、害は及ぼさない
土を掘り返すだけでなく、金を発掘する
積極的に深く耳を傾ける
変化の話
私なりの解釈で抜粋しまとめたものです。
人は変わりたいと思ったときに変われる
「強い願望」が「義務感」を上回るとき変化が起こる
変化を望んだときに望んだ方法で行動を変える
変化とは単発の出来事ではなく、一連のプロセスであると知る
変化のプロセスは一夜にして完了しない
「どうゆう人間になりたいのか?」「どのように生きたいのか?」
この問いは、私も20代の時に先輩から何回も問われた問いでした。
今では後輩に同じ問いを投げかけることが多くなりましたが、同じことが書かれていてびっくりでした。
「きみにはどう見えているの?」
この問いもすごく気に入っていて、そして良い問いだなと思いました。
これは相互理解に役立つ、とてもシンプルな問いながら強い問いだと思いました。
ここのエピソードも好き。
「なぜ私が話しているのか?」
この自問も好きです。
コーチングしている時に常に頭の片隅に置き続ける必要のある良いワードでした。
問題解決ネットワークと共感ネットワーク
これもすごい良い節でした。
両方とも必要で使い分けが必要であることがしっかり言語化されているのでよかったです。
コーチングが難しいケース
これもしっかり書かれているのがとてもよかったです。
コーチングもただの手段でしかないと思っているので、それを理解されているのが伝わる節でした。
思いやりは利己主義への対抗手段
ここだけはちょっと私の意見とは異なるなと思いました。
私の信条の1つに「利己的に利他する」というのがあり、利己と利他は共存できるという思想のためです。
その他
コーチングの前提として、コーチ自身がまず整っている必要がある
感情はポジティブ・ネガティブ共に伝染する
時間: 30分
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