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虹を待つ日々

誰でも雨が上がれば

虹はかかる

ゾンビのように干からびない限り

心の虹とは安寧のことだ

絶望が深いほど綺麗な七色になる

組み合わせは忘れてしまった

そんな日々もあったと

思いにふける

雨上がりはいつも綺麗だ

長靴で水たまりを蹴飛ばす

黄色い帽子の男の子

小さな虹がかかる

幸あれと聞こえる

あの時のことを思い出した

トラックの車輪に遊ばれた水たまり

容赦なく襲いかかる

全身がずぶ濡れになってしまい

恥ずかしい思いをした

そんな時にも

虹はかかった

運転手は慌てて降りてきて

こちらに全身全霊の謝罪をした

こんなことさえも懐かしい

折れなければ良いのだ

生きていれば

折れる必要もない

事柄から逃れることはできる

自分からは離れてはいけない

訪れる日々を待つ

毎日という言葉

毎回やってくる

待っていようが

逃げようが

続いていく

だったら

身を任せれば良い

そのときの感情に寄り添えばよい

周りの話に耳を傾ければよい

そういう日々を歩むことが

人生そのものであり

虹を待つということだ

『Kindleで処女作を出版いたしました♪良かったら一読ください♪』

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